「陽はすっかり落ちで、海が、一種荘重な趣きをたたえて、うす闇のなかににびいろに光っている。」
「にびいろ」とは何だ、 色だね。漢字は?
「鈍色」
意味は、染色の名、薄墨色、濃いネズミ色。昔、喪服にこの色を用いた。「にぶいろ」ともいう。
昭和55年~57年(1980年~82年)に週刊誌に連載された小説だ。
千葉の自宅から都内の会社への通勤で読んだのだろうが、読み返すと結構知らない漢字や言葉を読み飛ばしていたんだと思う。
乱読というより、兎に角、筋さえ理解できればということだったのだろう。
いやはや、歳をとって、「こだわり」が強くなってきた、つまり「老人」化現象かな?