TBSのドラマ、「半沢直樹」の視聴率が良いんだってね。
銀行の融資課長で、5億円の融資が焦げ付いたの設定だ。
その原因が彼自身ではなく、支店長出世競争のトバッチリというのもありそうだ。
銀行員と言っても、サラリーマン組織の中で生き延びるためには、直属上司に逆らえない世界だ。
でも、「半沢直樹」はそんなけちな世界では生きていない。
この辺が受けるんだね。
現役時代のサラリーマン経験からすると、
「上司は問題視してるが、自ら手を汚したくない」ことを果敢に片付ける人
が出世するのはよく目にした。
つまり、「手柄は上司に、失敗は部下に」を、旨く演出出来ることがポイントなんだね。
それと「部下に人気の高い人」は、ある程度の出世はしても、役員とかにはならないケースが多いね。
やはりサラリーマンの世界は、下からの力ではなく、上からの力だよね。
「現場主義」なんて言うマネジメント論もあるが、組織論からすると「ガス抜き」もマネジメント論としては重要と言う気がする。
「今日は無礼講だから、どんどん飲んで、言いたいことも言え」という上司の言葉は、絶対信じてはいけない。
サラリーマンの鉄則を忘れてはいけない。
国内で仕事をしていると、直接銀行との付き合いはまずない。
スタッフ部門の財務とか経理とかの仕事だからね。
ただ、海外で仕事すると、直接銀行さんとの付き合いもある。
それも邦銀だけでなく、世界の銀行や、その国の地場の銀行だね。
東南アジアで仕事をした時に、CityBankと付き合いがあった。
現地の支店長はアメリカ人だったが、住んでいるアパートは外人向けの高級コンドミニアムの最上階だった。
ペントハウスというクラスだ。
邦銀の支店長さんは、一般的に現地代表者が借りるのと同じレベルの部屋でした。
多分に顧客とのバランスを考えて、余り高級な住宅に入居しないということでしょうかね。
でもね邦銀と言うのは、客で対応が大きく違うんだね。
日本一の自動車メーカーの現地社長さんが接待を受けているレストランで、目にした光景には驚いた。
食事が終わり、迎えに来た車に乗り込む社長さんを、7~8人の銀行関係者が横一列に並んで見送っていた。
確かに日本一だし、いまでは世界一だけど、市場が小さい国でも扱う金額は結構な額だったので、当然対応は違うと言うことかな。
わが社の場合は、カントリーリスクが...とか、ビジネスリスクが...とか、若い営業マンがやたら薀蓄を垂れに来ていた。
ゴルフの腕は相当に高く、日本人のコンペでも結構良い成績だったが、短期間で交替したね。
後任の方は、全く腰の低い銀行員だった。
合併後の銀行の内部事情らしく、前任は吸収した側の出身、余り海外のことには詳しくなかったらしい。
そこで後任は、吸収された側から派遣されたという事情があったと、損保関係の方が話してくれた。
そういえば「半沢直樹」も、吸収された側の銀行マンという設定だね。
銀行は取引相手の会社実態を見て取り引きするのが基本だから、テレビドラマはドラマとして見れば面白に違いない。
ところで、「半沢直樹」と同じ名前の銀行員がもしいたら、その銀行マンはどう思うんだろうね。