マレーシアは多民族国家であり、またイスラム国家でもある。
マレー人は生まれながらにしてイスラム教徒。
イスラム教の戒律では、酒が飲めない、豚肉が食えない。
それらと同じくらいに「4人まで嫁が持てる」くらいは知っている。
我々も時々これを話題にする。
結婚したばかりの会社のマレー人が自宅に招待してくれ、結婚式の写真やビデオを見せてくれた。
話題に事欠いたので、「4人の奥さん」の話を出したら、彼が結婚証明書を見せてくれた。
確かに、そこには4人分の奥さんの欄がある。
・・・うらやましい?
しかし、彼の解説が始まった。
2人目の奥さんと結婚する条件は、第一夫人の承認がいる。ここがその欄だ。
3人目の奥さんと結婚する条件は、第一、第二夫人の承認がいる。
4人目の奥さんと結婚する条件は、・・・。
現実問題としては、実に厳しい条件に違いない。
さすが、イスラム教。
権利と責任の関係がしっかり出来ている。
別の機会に、この話を工場長(マレー人)にしたら、もっと現実的な話をしてくれた。
「奥さんを4人持った場合、常に平等に接しなければならない。
1週間は7日だから、割り切れない。
どこかでつじつまを合わせるとすると、体力が持たないよ」
本当か、冗談か分からぬが、彼の言うことに一理はある。