10数年前の話。
毎年2月中旬になると、該当年度の予算・実績がほぼ決まる。
O事業部長から、電話で呼び出される。
3月に海外出張を計画してくれないかと。
中国、東南アジア、南米に工場があった。
希望は、東南アジア。
インドネシア、マレーシア、タイに工場があり、1週間で計画。
「インドネシア→マレーシア→タイ」の日程を持っていったら、「君、順路は逆じゃないか?」と。
O事業部長さんは、東南アジア経験が余りないので、「まずは、タイ!」と思い込んだようだ。
「事業部長、だまされたと思って、インドネシアから北上で」
インドネシアの夜。
現地社長さんとの会食が終わり、「2次会にカラオケでも」とのお誘い。
ホテルへ戻る車のなかで、O事業部長いわく。
「君の言うとおりだね」
翌日は、マレーシア、KL。
「疲れたから、今夜はホテルで休みたい」と、お誘いを断る。
夕べの印象が悪かった様だ。
最後の訪問地、タイ、バンコクでは。
「笑みを浮かべて、君の言うとおりだね」