本日10月3日が誕生日で満3歳になりました
リッキィ~お誕生日おめでとう
それは忘れもしない2007年11月12日の寒い夜
前日から聞こえている
子猫の大きな鳴き声が気になっていた私は
仕事から戻って来たダンナが車から降りるのを待ち構え
出窓からひとこと
「ねえずっと子猫が鳴いてるんだけど」
私のそれとほとんど同時くらいにダンナも
「子猫鳴いてるじゃん見に行こう」
懐中電灯片手に真っ暗な畑に行き鳴き声のする方を照らすと
暗闇の中に白い小さな猫がポツンといるのが見え
「こんな寒空にいたら凍え死んじゃうから保護しよう」
ダンナの言葉でおそるおそるその子猫に近づいていくと
逃げる様子もなくその場にジーっとうずくまっていたので
そ~~っと手を差し伸べその子猫を拾い上げ
自宅へと戻った私たち
玄関の明かりの下でその子猫を見た瞬間
「えっ!?このコ め、目がない」
瞼は開いているものの両目とも眼球がないその子猫は
私の手のひらの中から私たちをじーっと見上げている
驚きと衝撃で正直「どうしよう」そう思いました
このコの目が手術とかで何とかなるなら。。。
とにかく、一度獣医さんに診てもらおう
次の日かかりつけの動物病院へ連れて行くと
「このコは生まれつき眼球がない猫でこのまま一生盲目だね
だから、ついて来られないこのコを母猫も置いて行ったんだよ
もし、このまままた外に放置すれば生きてはいけないだろう」
そう獣医さんに言われショックを受けた私たち
帰りの車の中でダンナがひとこと「うちのコにする」
確かに私も「家族に迎えるしかない」とは思いつつ
でも、アビィやケリィとの相性もあるし
第一、盲目のこのコの一生にきちんと責任取れるのか。。
ダンナとの話し合いそして自分との葛藤が数日間続き
「例え障害があってもやはり大切な命に変わりはない
縁あって出会ったこのコを見捨てるわけにはいかない」
こうして、生まれつき眼球のない盲目の子猫は
わが家の家族となったわけです
保護当時のリッキィ↓
ちなみにリッキィという名前は力=リキをもじったもの
どんな困難にも負けず力強く生きてほしい
そういう願いを込め私が名づけました
誕生日は私たちではなく獣医さんが決めてくれたのですが
おかげさまで病気もせずここまで元気に育ってくれました
盲目とはいえ普通の猫たちと何ら変わらない暮らしぶりで
追いかけっこはモチロン、階段やキャットタワーの上り下りまで
なんでもこなすわが家のスーパーキャット
日々私たちに勇気を与えてくれています
リッキィ、これからもずーっとずーっと一緒だよ