徳冨蘆花さんとのご縁 | 杉本 龍一のブログ I am a 古民家鑑定士

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古民家を壊してしまうこと無く、修繕、再築しながら、未来のこどもたちに残して行ける、持続可能な循環型建築社会の創造を目指しています。

そのような活動を、建築士の立場から紹介していきます。

逗子市の蘆花記念公園グランドデザインプロジェクトに参画させていただいています。


蘆花記念公園は、明治の文豪「徳富蘆花」ゆかりの地である逗子の桜山にある公園です。


徳富蘆花さんは、1897年(明治30年)から4年間、逗子の旅館に滞在し、「不如帰」(ほととぎす)を逗子で執筆しました。



徳冨蘆花さんは自然豊かな群馬県渋川市の伊香保を気に入り、何度も足を運びました。

伊香保では、蘆花さんが定宿とし、最期を迎えた旅館「千明仁泉亭」の離れ、現在は移築復元され徳冨蘆花記念文学館として公開されています。


全国古民家再生協会群馬支部では、この記念館近くの伊香保温泉階段街沿いにある旅館の耐震改修工事を請け負っています。

そして何と、千明仁泉亭離れ跡地の駐車場を借りて工事しているのです。


私はその耐震診断のお手伝いで伺いました。
逗子と伊香保がピンポイントで繋がったご縁を感じざるを得ません。


今回、群馬支部長の松本さんと一緒に蘆花記念館で一緒に勉強しました。

「不如帰」も改めて読んでみようと思います。