現在再築工事中の築300年古民家。
この工事資金調達に、フラット35リノベを利用しました。
私達全国古民家再生協会が勧める再築基準は、住宅金融支援機構の技術基準でも認められ、石場建ての基礎でも融資を受けられます。
先日の完了検査を無事通過し「適合証明証」を頂きました。
フラット35は住宅購入をしたローン契約者が最長35年間の返済期間中に金利がかわらず、借り入れ時点で金利や返済額が確定するのが特徴です。
今そのフラット35の申請件数が減っているといいます。
日銀が続けてきた低金利政策やネット銀行の参入による競争激化により変動金利は低下が続いてきました。
フラット35の35年固定の金利とネット銀行の変動金利の差は、18年1月は0.86%でしたが、24年1月には1.53%に拡大しました。9月現在はやや縮小したものの、それでも1.39%の差があります。
この金利差が低迷の背景にあるようです。
今後金利は上がっていく傾向です。
一定の安全基準と35年の固定金利が有利に働く時が来るはずです。
国が勧める二地域居住では、フラット35の金利優遇も検討されています。
フラット35が、中古住宅流通促進に寄与出来るようになればと思います。