地殻変動 | 杉本 龍一のブログ I am a 古民家鑑定士

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古民家を壊してしまうこと無く、修繕、再築しながら、未来のこどもたちに残して行ける、持続可能な循環型建築社会の創造を目指しています。

そのような活動を、建築士の立場から紹介していきます。

能登半島の地震で石川県珠洲市から輪島市、志賀町にかけて沿岸部の海底が隆起して陸地になりました。

輪島市の黒島漁港では、道路近くに迫っていたはずの海岸線が消え、漁港の海底が露出、周辺の岩場も陸地になりました。

Google Earthの写真比較で明確に確認できます。


日経新聞の3Dマップでは、隆起の様子が更にリアルに確認できます。


海面から顔を出していた部分と、海の中に浸かっていた部分の色が違って見えます。

これは、半島がある陸側の地盤が海側の地盤に乗り上げるように動いた現象です。


広がった陸地は4.4k㎡。
東京ディズニーランド10個分に相当する面積です。

産業技術総合研究所によると、隆起の規模は数千年に一度とのこと。


地殻変動を見ることができる大変貴重な資料です。