大工就業者の減少 | 杉本 龍一のブログ I am a 古民家鑑定士

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古民家を壊してしまうこと無く、修繕、再築しながら、未来のこどもたちに残して行ける、持続可能な循環型建築社会の創造を目指しています。

そのような活動を、建築士の立場から紹介していきます。

大工などの職人が減っています。

2000年には64万人いた大工職は2020年には半数以下の29万人に減りました。

日本の高齢化率は19%から43%に上がりました。

2030年の新設住宅着工数は60万戸、大工職の数は21万人に減っていく事が予想されています。


日本では長年大工一人当たりの新設住宅着工数は年間約2戸前後で推移してきました。
同じペースで行くと60万戸の需要でも供給できなくなります。

一方空き家数はその頃には2000万戸近くになると言われています。

リフォーム需要も含めると間違いなく、大工職人が不足します。

これからは、既存住宅の有効活用、職人の生産性を上げていかなければなりません。

技術の伝承も去ることながら、新しい時代に向けたAIの活用も必要不可欠になります。

すべてをAIにというわけではなく、効率よく生産性を上げれる様な仕組みづくりが必要です。

イメージとしては「自転車」の様に人がAIを使いこなす。

2030年にはそのような住宅業界にしていきたいと思います。