まだまだ名鉄さんへの興味が薄れない管理人ですwww
今回はメ〇カリで出品されていた2000系(ミュースカイ)2両を修繕したくてポチってしまいました。
どうやらお子様が遊んでいたらしく車体の痛みはあるのですが、パーツ類は全部付いていたのでいい素材になりました。
どうもこういう車両を見ていると「自称:元技術屋」としては修繕したくなっちゃうんですよね~w
まずは入庫車両の状態を確認します。
・車体のハメ合わせスキマは窓枠のバリ取りが不十分で影響している場合がほとんどですから簡単に治ります。
・台車レリーフの取付はよほど興味がない限りバラバラなのが普通なんです。
・妻板の向きや屋根の向きなどもよほど好きなマニアじゃないといちいち確認しませんよね。
さっ!それでは全検対象の入場車両ですので分解していきましょう。
全パーツを分解した状態がコチラ。
完成車体→分解→パーツ補修・修繕→バリ取り→組立→車体完成!
なにしろ新品を組み付けるよりも倍以上?!いえいえもっと楽しむことが出来るんですよね~www
各パーツの修繕作業を終えて組付け前のパーツが並びました。
さらにひとつひとつを組み付けしながら場合に寄っては修正していきます。
手間はかかりますがそれが一番のお楽しみかも?そして完成です。
まるで全検が完了して工場から出場状態になるので喜びもひとしおですwww
手持ちのガンダムマーカーで塗装部の修繕も行いました。
さて、もはやお約束となった入場車両の経歴を調べます。
=名古屋鉄道2000系=
製造年:2004年(平成16年)~2006年(平成18年)
製造会社:日本車輛製造
製造数:12編成48両
運用開始:2005年(平成17年)
編成:4両編成(全車特別車)3M1T
軌間:1067mm(狭軌:JR在来線と同じ)
電気方式:直流1500v(架空電車線方式)
最高運転速度:120km/h
設計最高速度:130km/h
起動加速度:2.3km/h/s(65km/hまで)
減速度(常用):3.5km/h/s
減速度(非常):4.2km/h/s
全長:19,600mm(19.5m級)
主電動機:170kw✖4
駆動方式:WN駆動方式
歯車比:5.65
台車:ボルスタレス台車(車体傾斜装置付き)
制御方式:IGBT素子VVVFインバータ制御
制動装置:回生制動併用全電気指令式電磁直通空気制動
保安装置:M式ATS、ATS-P
中部国際空港への全席指定特急として投入された車両なんですね。
運用開始から満席が続き、早くも1ケ月後にはダイヤ改正して3両編成を2本繋ぐ6両編成に運用を変更しています。
翌2005年(平成17年)には車両の増強計画(中間車10両+増強用4両編成2本)を発表しています。
2006年(平成18年)から全編成が4両となり12本の運用体制となりました。
=特徴=
・ATSを2種類(M式ATS、ATS-P)を搭載しているんですね。
・車体傾斜装置を搭載しており車体を最大2度傾斜させて5~15km/h速度を向上させています。
(失礼ながらこの車体傾斜装置が搭載されているのは知りませんでした。)
まず、保安装置ですが名鉄は独自のM式ATSという地上子の配列によって速度パターンを形成しています。
これは通常の設定速度を超過すると非常ブレーキが作動するため、車体傾斜装置を備えた車両は速度超過と判断されるので
常滑線・空港線はATS-Pを採用して制約を受けないようにしています。
さらに車体傾斜装置ですが2000系に装備されているのは知りませんでした。
いい機会なのでちょっと車体傾斜についても調べてみました。
=車体傾斜式車両=
車体傾斜式車両とは曲線通過時に車体を傾斜されることで通過速度の向上と乗り心地の改善を図った鉄道車両です。
海外ではヨーロッパで1940年代から開発が行われイタリアが一番古く1976年(昭和51年)から運用されています。
そのイタリアをはじめスペイン・スペイン・スウェーデン・ドイツで盛んに運行されています。
日本では1973年(昭和48年)に自然振り子式の国鉄381系電車が初の営業運転車両になっています。
しかし緩和曲線の通過時に「振り遅れ」や「揺り戻し」が発生してしまい乗り物酔い対策に苦労する事となりました。
1.自然振り子式(制御なし)
車体傾斜の回転中心を重心より高い位置に設定して超過遠心力を利用して受動的に車体傾斜をおこなわせる方式。
・国鉄:591系電車、キハ391系気動車、381系電車「やくも」
2.制御付き自然振り子式
自然振り子式の機構に空気圧などで能動的な傾斜装置を追加した方式。
・JR北海道:キハ281系気動車「北斗・スーパー北斗」
キハ283系気動車「スーパーおおぞら・スーパー北斗・スーパーとかち・オホーツク」
・JR東日本:E351系電車「あずさ」
・JR東海:383系電車「しなの」
・JR西日本:283系電車「くろしお」
キハ187系気動車「スーパーおき・スーパーくにびき→スーパーまつかぜ・スーパーいなば」
・智頭急行:HOT7000系気動車「スーパーはくと」
・JR四国:2000系気動車「南風・しまんと・うずしお」、8000系気動車「しおかぜ・いしづち」
2700系気動車「南風・しまんと・あしずり・うずしお」
・JR九州:883系電車「ソニック」、885系電車「かもめ・ソニック・リレーかもめ・かささぎ・みどり」
2-1.車上型制御式自然振り子式
車両に取付けたジャイロセンサーが走行中の速度情報とカーブ情報のデーターを取得しデーターベースと突き合わる方式。
・JR西日本:273系電車「やくも」
・JR東海:385系電車(予定)
3.強制車体傾斜式
主に欧米で普及しています。車体の傾斜機構を油圧などによって能動的に傾斜させる方式で強制振り子とも呼ばれている。
・JR東日本:E991系電車
4.空気ばね車体傾斜方式
特別な車体傾斜機構を用いずに台車上の左右の空気ばねの伸縮差によって車体を傾斜させる方式。
空気ばねストローク式車体傾斜、空気ばね式車体傾斜、簡易振り子式、簡易車体傾斜などとも呼ばれています。
車体傾斜機構は不要ですが空気ばねを利用するので大量の圧縮空気が必要になります。
実にこの事からJR四国の2700系気動車は制御付き自然振り子式に変更されているんです。
・JR北海道:キハ201系気動車、キハ261系気動車「宗谷・サロベツ・とかち・北斗・おおぞら」
・JR東日本:E353系電車「あずさ・かいじ・富士回遊・はちおうじ・おうめ」
・小田急電鉄:50000系電車「VSE」
・名古屋鉄道:1600系電車、2000系電車「ミュースカイ」
・JR四国:8600系電車「しおかぜ・いしづち」。2600系気動車「うずしお」
・新幹線:N700系電車、E954形電車、E955形電車、H5系・E5系電車、E6系電車「こまち」、E956形電車
5.複合車体傾斜システム(ハイブリット車体傾斜システム)
JR北海道・鉄道総合技術研究所・川崎重工業が共同開発したシステム。
2006年(平成18年)に開発成功。
2014年(平成26年)キハ285系気動車にて試験開始予定だったが、2014年(令和6年)9月開発中止が決定された。
今年は新型「やくも」273系電車の話題もあったしちょうど勉強するにはいい機会でした。
まさか名鉄の2000系電車で振り子装置の勉強をする事になろうとは思いもしませんでした。
まぁ思いがけない車両に巡り合って調べてみるのもこれまたいいもんですよね。
またちょっと得体の知れない不思議な車両を探してみたいと思いますw
まぁ~なにしろ気が向いたらポチってばかりいたので・・在庫車両ばかりが増えているのはナイショですけどwww










































