先日は1日乗車券で楽しませてもらった都電荒川線(東京さくらトラム)
最初に乗車した車両がどうしても気になって仕方が無いのでちょっと調べてみましたw
その車両というのは7702号車になった元の7026号車。
まずはこの改造される元となった7000形ですが、1954年(昭和29年)~1956年(昭和31年)に83両が製造されています。
(改造車を含む総数は93両にもなるんですね)
7026号車はその中でも1955年(昭和30年)~1956年(昭和31年)に製造された最終3次グループの車両がなんですね。
(現在活躍している8両すべてがこの最終3次グループの車両です)
都電の路線廃止がはじまって路線が縮小される中、唯一残った都電荒川線に最終グループの7000形が集められました。
1972年(昭和47年)には製造当初から正面2枚窓が特徴の7000形31両が荒川線に配置されています。
さらに1977年(昭和52年)からワンマン化に合わせて全車がアルナ工機の新造車体に更新されました。
バリアフリー対策の先進的な車体から1978年(昭和53年)には鉄道友の会からローレル賞を受賞しています。
1986年(昭和61年)からは冷房化工事も行われさらに地域の足として活躍します。
その後は新型車の投入による車両の置換えが進んで順次、譲渡されたり廃車により車両数は減少の一途をたどります。
そして2015年(平成27年)最新型の8900形16両の導入計画が発表されて7000形は全車が廃車される事になりました。
しかし・・・この計画は途中で変更となり8900形は8両の新製配置で製造が終了となります。
しかも残った7000形を大規模改修して7700形になり継続使用することが発表されました。
そうして8両の7000形が7700形として生まれ変わることになったんですね。
それまでの吊掛け駆動・抵抗制御・空気ブレーキから今度は下廻り関係を一新。
最新型のWN平行カルダン駆動・IGBT素子のVVVFインバーター制御・電気指令式ブレーキとなりました。
2024年(令和6年)現在、7700形の8両が活躍しています。
・7701(元:7007←旧:7061)
・7702(元:7026←旧:7082)
・7703(元:7031←旧:7089)
・7704(元:7015←旧:7069)
・7705(元:7018←旧:7072)
・7706(元:7024←旧:7078)
・7707(元:7010←旧:7064)
・7708(元:7005←旧:7059)
すでに車体更新から47年、製造からは69年も経過しているのは驚くばかりの長寿命な電車なんですね。
さらに今ではマニアが喜ぶ「都電運行情報」で「車両検索」まで出来ますから乗り鉄・撮り鉄にはたまらないですね。
乗った感じは昭和レトロなようで最新型の乗り心地を味わえる都電7700形
まだまだしばらくは楽しませてもらえそうですね。