最近、長年の赤字から黒字化した近江鉄道が話題になっていたので、ちょっと勉強中してました。
すると、たまたまですが、西武鉄道の2000系が出品しているのを発見!
もちろん先頭車2両のセットではありませんが・・、まぁ~これも何かの「縁」を感じて、迷わずポチっちゃいました。
そういえば西武鉄道のBトレは相変わらず人気があって、どこを探してもほとんど出品されていないんですよね。
この西武鉄道2000系(近江鉄道200形)もほとんど出品がなかったので、とてもラッキ-でした。

当然、デカール類の付属は無いので、このまま分解整備で終了になります。

いやぁ~思った以上にバリ取りがされていて、パーツ関係にはほとんど手付かずで完成しました。
いい商品を譲って頂き、ありがとうございました。

う~ん・・・でも本当は先頭車の2両編成が欲しかったんですよね~
やはり、そこは我慢して、脳内変換して満足しちゃいましょうw

この顔の電車が埼玉県から遠く滋賀県の近江鉄道で走っていると思うと、ロマンがありますよね~。

前面の貫通路窓が大きいので202編成ということにしましょうw
さて、それでは近江鉄道で頑張っている「ドクターガチャコン」ついて勉強します。
=「ドクターガチャコン」の概要=
近江鉄道200形電車は、親会社である西武鉄道から、元2000系の車両を譲受して改造した通勤形電車になります。
つい最近の2025年(令和7年)11月18日から営業運転を開始しました。
愛称の「ドクターガチャコン」は最新式のAI解析を活用した線路検査システムを搭載して、車体色(西武イエロー)から、一部区間で並走するJR東海の東海道新幹線で運行されている電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」にあやかって命名されました。
201編成では米原側に計測装置を装備、202編成は近江八幡側に計測装置が装備されています。
最新のAI解析を活用することで、線路の状態を計測する最新システムなので、今後の活用に期待が高まりますね。
近江鉄道の発表では、この200系電車を2047年 (令和29年)まで運用することを予定しているとの事です。
最近、急速に消滅しつつあるチョッパー制御の電車が、まだしばらくは楽しめそうですね。
=近江鉄道200形=
運用者:近江鉄道
製造所:東急車輛製造
改造所:近江鉄道彦根電車区
改造年:2024年(令和6年)
運用開始:2025年(令和7年)10月
投入先:近江鉄道全線
種車:西武鉄道、旧2000系・新2000系
編成表
←貴生川・近江八幡 米原→
・201編成:モハ201+クハ1201 米原方のクハに計測装置を装備しています。(車体色:イエロー)
(元西武鉄道2451編成:クモハ2451+クハ2452)
・202編成:モハ202+クハ1202 近江八幡方のモハに計測装置を装備しています。(車体色:イエロー)
(元西武鉄道2453編成:クモハ2453+クハ2454)
・203編成:モハ203+クハ1203 (車体色:オレンジ)
(元西武鉄道2417編成:クモハ2417+クハ2418)
・204編成:モハ204+クハ1204 (車体色:赤電色)
(元西武鉄道2419編成:クモハ2419+クハ2420)
※201~203編成までの3編成はすでに運用されているようです。
204編成は整備中なんでしょうね?
=諸元=
編成:2両編成
軌間:1,067mm(狭軌)
電気方式:直流1,500V(架空電車線方式)
最高運転速度:105km/h
設計運転速度:110km/h
起動加速度:2.6km/h/s(MT比:6M2T)
減速度(常用):3.5km/h/s
減速度(非常):4.0km/h/s
車両定員:136人(座席48人)
自重:Tc車「35t」、Mc車「40t」
全長:20,000mm
車体長:先頭車「19,558.5mm」
全幅:2,870mm(側灯幅)
全高:4,065mm(空調上面)、パンタ折畳み:4,208mm(PT4320:菱形)・4,214mm(PT7116:シングルアーム)
車体高:3,664mm(屋根上面)
台車中心間距離:13,800mm
床面高さ:1,180mm
車体:普通鋼
台車:ペデスタル式空気ばね台車(FS372A・FS072:住友金属工業)
固定軸距:2,200mm
主電動機:直流複巻電動機
主電動機出力:130kW
駆動方式:中空軸平行カルダン
歯車比:5.31
制御方式:抵抗制御・直並列組合せ制御および界磁チョッパ制御
制御装置:日立製作所「MMC-HTR-20D」
制動装置:回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
※回生ブレーキは使用停止中
保安装置:ATS
=元西武鉄道2000系=
みなさんご存じのように、近江鉄道200形は元西武鉄道の旧・新2000系なんですよね。
この西武鉄道の2000系は旧2000系が130両、新2000系が314両も作られている大所帯の車両なんですよね。
こころでこの2000系ですが、旧2000系は1977年(昭和52年)から1988年(昭和63年)までの11年間に5次車まで、新2000系は1988年(昭和63年)から1992年(平成4年)までの4年間に、前期・中期・後期型があって、しかも、6次車から11次車までバラエティーに富んでいるんですよね。
さらに、旧2000系は1983年(昭和58年)から編成の組み換え工事が施工され、1996年(平成8年)から2006年(平成18年)にかけて、すべての編成に特別修繕工事が行われています。また、新2000系も2007年(平成19年)から2011年(平成23年)に渡って10編成(6両編成×1本、8両編成×9本)にリニューアル工事が施工されていて、編成毎にバラエティーに富んでいるんですね。
=近江鉄道200形の車歴=
今回、近江鉄道へ譲渡されたのは、新2000系の2両編成が2本、旧2000系の2両編成が2本、譲渡されています。
・201編成(モハ201+クハ1201):「元西武鉄道2451編成(クモハ2451+クハ2452)」(イエロー)
1988年(昭和63年)東急車輛製造で竣工された2000系の6次車になります。
1988年(昭和63年)~1998年(平成10年):南入曽
1998年(平成10年)~1999年(平成11年):小手指
1999年(平成11年)~2000年(平成12年):南入曽
2000年(平成12年)~2008年(平成20年):小手指
2008年(平成20年)~2011年(平成23年):武蔵丘
2011年(平成23年)~2024年(令和6年):南入曽
2024年(令和6年):近江鉄道へ譲渡
2011年(平成23年)車内設備更新、電動発電機(MG)を静止形インバータ(SIV化)に交換。
電動空気圧縮機(CP)をスクロール化。
・202編成(モハ202+クハ1202):「元西武鉄道2453編成(クモハ2453+クハ2454)」(イエロー)
1988年(昭和63年)東急車輛製造で竣工された2000系の7次車になります。
1988年(昭和63年)~1998年(平成10年):南入曽
1998年(平成10年)~2008年(平成20年):小手指
2008年(平成20年)~2015年(平成27年):武蔵丘
2024年(令和6年):近江鉄道へ譲渡
2011年(平成23年)車内設備更新、電動発電機(MG)を静止形インバータ(SIV化)に交換。
電動空気圧縮機(CP)をスクロール化。
・203編成(モハ203+クハ1203):「元西武鉄道2417編成(クモハ2417+クハ2418)」(オレンジ)
1988年(昭和63年)所沢車輛工場で新製された2000系の5次車になります。
※1986年(昭和61年)西武新宿線田無駅衝突事故で被災した車両の補充用として新製されました。
1988年(昭和63年)~1994年(平成6年):上石神井
1994年(平成6年)~2015年(平成27年):南入曽
2025年(令和7年):近江鉄道へ譲渡
2006年(平成18年)車体更新工事(主制御器などの主要機器は新2000系に準じた仕様で換装)
バリアフリー化とパンタグラフをシングルアーム化。
電動発電機(MG)を静止形インバータ(SIV化)に交換。
電動空気圧縮機(CP)をナブテスコ製HS-10形に交換。
・204編成(モハ204+クハ1204):「元西武鉄道2419編成(クモハ2419+クハ2420)」(赤電)
1988年(昭和63年)所沢車輛工場で新製された2000系の5次車になります。
※1986年(昭和61年)西武新宿線田無駅衝突事故で被災した車両の補充用として新製されました。
1988年(昭和63年)~1994年(平成6年):上石神井
1994年(平成6年)~2015年(平成27年):南入曽
2025年(令和7年):近江鉄道へ譲渡
2007年(平成19年)車体更新工事(主制御器などの主要機器は新2000系に準じた仕様で換装)
バリアフリー化とパンタグラフをシングルアーム化。
電動発電機(MG)を静止形インバータ(SIV化)に交換。
電動空気圧縮機(CP)をナブテスコ製HS-10形に交換。
=まとめ=
近江鉄道は西武鉄道の子会社なので、長年に渡り、多くの西武車両を譲受しています。
今回譲渡された200形は運転装置に変更が無いようですが、多くの車両に独自な装置に改造されています。
特に近江鉄道の車両(900形:元西武新101系など)では、電気指令式ブレーキシステムが採用されています。
このブレーキ設定器(ブレーキ弁)が、運転士が細かな制動力を調整しやすいように、「近江形」と呼ばれる同鉄道独自の形状に改造して交換されているんですよね。
youtubeの動画にも数多くUPされていて、通常のツーハンドル車とは、違った形状と取扱いがとても印象に残りました。
特にデッドマン装置の付いたブレーキハンドル(左端がユルメ・1~7・右端が非常)が凄いんですよ。
長年に渡り、譲受車輌の改造なども多く手掛けている、同社の彦根工場の技術力の高さを感じ取ることができました。
歴史が古く、創業130年を超える老舗の鉄道会社だけに、これからも新たな取り組みで頑張って欲しいですね。