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総務省の接待問題をめぐり、立憲民主党、共産党、国民民主党の野党3党の国会対策委員長らが会談し「武田総務大臣は真相究明を尽くさず、不誠実な国会答弁を繰り返し、その任に値しない」などとして、31日午後にも、武田大臣に対する不信任決議案を共同で衆議院に提出する方針を確認しました。
立憲民主党、共産党、国民民主党の野党3党の国会対策委員長らは、国会内で会談し、今後の国会対応を協議しました。
この中では、総務省の接待問題をめぐり、政府・与党は、野党側の再三にわたる参考人招致の要求などに応じず、いまだ真相が明らかになっていないという認識で一致しました。
そして「武田総務大臣は真相究明を尽くさず、みずからとNTTの社長らとの会食をめぐっても不誠実な国会答弁を繰り返し、その任に値しない」として武田大臣に対する不信任決議案を共同で衆議院に提出する方針を確認しました。
野党側は、午後に幹事長・書記局長会談を開いて、こうした方針を確認したうえで、不信任決議案を提出することにしています。
立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者団に対し「新年度予算の関連法案の質疑がきょう終局するので、総括的な意味で決議案を出す判断に至った。武田大臣は、実態を解明する誠実さに欠け、謙虚さも見られない。『大臣の任にあらず』だ」と述べました。