がん 10年生存率 57.2% 国立がん研究センターなど発表 | 親父と息子の口喧嘩

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がん 10年生存率 57.2% 国立がん研究センターなど発表

全国の主ながん専門病院でがんと診断された人の10年後の生存率は57.2%だったと国立がん研究センターなどの研究班が発表しました。

国立がん研究センターなどの研究班が2006年までの4年間に全国の19の主ながん専門病院でがんと診断された8万人余りのデータを分析しました。

その結果、がん医療の効果をはかる指標とされる10年後の生存率は全体で57.2%となりました。

がんの種類別でみると、最も高いのは
▼前立腺がんで97.8%、次いで
▼女性の乳がんが85.9%、
▼甲状腺がんが84.1%、
▼子宮体がんが81.2%となっています。

一方で
▼すい臓がんは5.3%と最も低く、次いで
▼肝臓がんが15.6%、
▼胆のうがん・胆道がんが18.0%、
▼食道がんと▼肺がんがそれぞれ30.9%、
▼卵巣がんが45.3%などとなっています。

国立がん研究センターなどの研究グループが発表した10年生存率のがんの種類、ステージ別のデータは以下のとおりです。全体の生存率が高い順に示します。

「全国がんセンター協議会」のウェブサイトではがんの部位ごとにステージ別の生存率をまとめたデータも見ることができます。生存率についてまとめたサイトは以下のとおりです。
http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/

また最新のがんの治療法や、全国各地にある拠点病院、それに相談支援センターなどについての情報がまとめられた「がん情報サービス」のサイトはこちらです。
ganjoho.jp

国立がん研究センターでは、医療技術が大きく向上している現在、治療を受けている患者にそのままあてはまるものではないとしています。

国立がん研究センターの若尾文彦がん対策情報センター長は「現在治療を受けている人では、生存率はさらに向上すると見込まれるため、あくまで参考にとどめてもらいたい。不安を感じる場合は全国の拠点病院にある相談支援センターに相談してほしい」と話しています。