17日のアジアの株式市場は、中国の上海市場で株価が乱高下するなど、多くの市場で売り買いが交錯し荒い値動きとなりました。
中国・上海の株式市場は売り買いが交錯する展開となり、代表的な株価指数の「総合指数」は一時1%以上上昇したあと、2%以上、下落するなど乱高下しました。
結局、「総合指数」の終値は、16日と比べて、およそ0.3%の下落で17日の取り引きを終えました。
ほかのアジア市場でも、売り買いが交錯する荒い値動きとなり、各地の代表的な株価指数の終値は、16日と比べて、香港がおよそ0.8%上昇した一方、台湾がおよそ2.8%、韓国がおよそ2.4%、シンガポールがおよそ1.6%それぞれ下落しました。
市場関係者は「連日の株価の下落を受けて、きょうは値下がりした銘柄を買い戻す動きも出たものの、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の先行きへの懸念は根強く、売り買いが交錯して荒い値動きだった。世界各国で人の移動を制限する措置が相次いでおり、経済への深刻な影響を懸念する投資家が多い」と話しています。