25日正午すぎ、群馬県太田市のショッピングモールの駐車場で86歳の男性が運転する乗用車が暴走し、歩行者の男性1人がはねられて死亡しました。警察は詳しい事故の状況などを調べています。
警察によりますと25日午後0時10分ごろ、太田市城西町にある「城西の杜ショッピングモール」の駐車場で乗用車が暴走し、歩行者の男性1人がはねられその場で死亡が確認されました。
乗用車は歩行者をはねたあと、駐車場を囲むフェンスに突っ込み、運転していた86歳の男性もけがをして病院に運ばれたということです。
この男性の容体は分かっていません。
警察は、運転していた男性がブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性もあるとみて、詳しい事故の状況などを調べています。
事故があったショッピングモールは、東武桐生線の三枚橋駅から西に1キロほど離れた住宅地の近くにあります。
シッピングモールの駐車場では、焼きそばなどを売る店が営業していて、店の前に設置されているベンチなどは、暴走した車が衝突して激しく壊れていました。
事故があった駐車場で、焼きそばなどを売る店を経営している72歳の男性は「店の中で作業をしていたら、外で大きな音がしたので見てみると、店の前に立っていた客が車にはねられて10メートルぐらい引きずられた。運転していた男性は車から降りず、ぼう然としている様子だった」と話していました。
また、近くのクリーニング店の女性店員は「ドーンという音がしたので外を見ると、暴走した車が一瞬、宙に浮いているように見えました。はねられた人は頭から血を流していて、動かない状態でした。車を運転していた男性もけがをしているようでしたが、車内で体は動いていました」と話していました。