豚コレラ 専門家 「感染は“点から面に”」 | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

NHK NEWS WEB 2019年2月6日 12時06分

 

 豚コレラに詳しい北海道大学獣医学部の迫田義博教授は、豚コレラの感染が5府県に拡大したことについて、「これまで岐阜県では散発的に発生する“点での感染”のフェーズだったが、人の手による輸送で広域に感染が広がる“面での感染”に変わったと言えると思う」と指摘しました。

 

そのうえで、今後、感染拡大を防ぐために感染源となっているおそれがある野生のイノシシの対策が大切だと指摘します。

 

まず、イノシシが養豚場などに入り込まないような柵を設置するなどの対策を徹底するほか、イノシシの狩猟をすることでイノシシが逃げて、通常よりも遠くまで移動してしまうことを避けることなどを指摘しています。

 

そして、養豚業者などブタの飼育施設については「日々の衛生対策が非常に重要で、使用する機具や輸送に使うトラックなどのこまめな消毒を徹底的に行うことが必要だ。さらに体調の悪いブタを見つけたらすぐに豚コレラを疑い、自治体の担当部署に連絡して検査を受けてほしい」と呼びかけました。

 

一方、一般の人については豚コレラは感染したブタの肉を食べるなどしてもヒトに感染することはないとしたうえで「ヒトには感染しないため、過度に恐れる必要はない。山歩きなどでイノシシの死体を見つけた場合は自治体に連絡してほしい」と話しています。