明日、びわ湖ホールで第九を歌います。
夏の終わりから始まった練習も、あっという間！
昨夜の指揮者練習では、小林 研一郎さんから
第九への熱い想いと、だからこの歌詞はこのように…と
細かく厳しい指示もあり、緊張感が漂いました 
練習が進むにつれ、そう！ それ！ とOKをいただくようになって
最後には、ご自身が小さな頃に作曲された美しい曲を
ピアノで弾き語りもしてくださったのです。
強弱など独特な表現があり
昨年の 沼尻 竜典さんと また違った豊かな第九になる予感がします。
奇しくも、今日はベートーベンが洗礼を受けた日 
苦難多い道で、素晴らしい作品の数々を生み出しました。
第九を作曲された頃は、音が聴こえていませんでしたが
彼の存在そのものに 美しい響きが満ちていたのでしょう
「あなたの奇しき力は
時の流れが厳しく切り離したものを再び結び合わせ
あなたの柔らかい翼の留まるところで
すべての人々は兄弟になる。
歓喜よ、美しい神々の火花よ、天上の楽園の乙女よ
抱きあえ、幾千万の人々よ！ この接吻を世界に！」
個を超えて、分離を超えて、全ての人々が兄弟になり
愛の世界に向かうという壮大なストーリー
天上の楽園は、既に ここにありますね。
コバケンさん、大フィル、ソリストさんたちとともに
美しい響きの共鳴を楽しみたいと思います。
ありがとうございます
すべてのいのちが幸せでありますように