夫の弟(←早口言葉みたいだな)の結婚式が福岡で挙げられるため、ハチは生まれて初めての飛行機を経験することになった。
飛行機なんて・・・絶対、暴れるに決まっている・・・。
ネットで『1歳児 飛行機』の経験談を調べ、シールブックが暇つぶしに良いとか、離陸時には耳が痛くならないようにミルクを飲ませた方が良いとか、先人達の知恵を考慮に入れた上で、パンパンになった鞄を機内に持ち込んだ。
夫と二人、色々手を尽くしたが、案の上ハチはじっとしておらず一時間ちょっとのフライトで私達夫婦はぐったり疲れた。
今回は夫の仕事の都合もあり、3泊4日というロングステイで、そのうち2日は夫が仕事のため不在。
妊娠中の妹が、これまた夫の仕事について九州入りしてくれたため、赤子1人に対して大人が2人。さらに福岡の友達も二日間にわたって会いに来てくれて、大変だったのは夫が友人達と出かけて行きハチと2人ホテルに残された初日の夜だけで(ホテルの部屋に大興奮したハチが暴れ回って全然寝てくれなかった・・・)、あとはかなり楽をさせてもらった。
主な荷物は事前にホテル宛てに送っておいたのだけど、結婚式の服や普段の着替え、オムツ、ベビーフード、オモチャ等、さらにホテルに用意が無いとのことでベッドガードまでも持参したところ、送った荷物だけで段ボール箱二つ分になってしまった。
赤ちゃん連れの旅行ってホント大変・・・。
今回一番持って行って良かったと思ったのは、普段ハチが使っているパイル地の枕のカバー。
ハチはこの枕の手触りが好きなようで、寝る前に手をスリスリしたりする。
その手つきがあまりにもなめらかで、一瞬1歳児であることを忘れそうになるくらいだ。
枕ごと持っていくとそれこそもう1個段ボールが増えることになるのでカバーだけ持って行ったのだけれど、大人用サイズのためブランケット替わりにも使えるし、飛行機の中やホテルの部屋で大活躍だった。
今回は夫の仕事と結婚式出席がメインで、普通の旅行のように観光地を巡るとかそういう感じでもなく、できるだけ子連れでも楽に過ごせるように福岡の子育て情報をまたもやネットでチェックして行った。
ベイサイドプレイスの子供用の施設やデパートのキッズスペースなど色々回ったのだけれど、かなり楽しむことができた。
楽しんだ、というか、ハチが楽しそうだった。
ハチの楽しそうな姿を見ていたから私も楽しかった、というと聞こえは良いが、正直、これくらいの子供と一緒に行動していて、大人だけが楽しむっていうのは不可能に近いと思う。
楽だった=楽しかった
で、いいと思う。
大人なりの楽しみ方ができるのは子供が寝てくれている時だけだ。
あと、自分の子供の行動(ギャン泣きしていたり、ハチ自身は楽しくなさそうな時でも)を見て、周りの大人達が楽しそうに笑ってくれた時。
いつもなら、泣きたいのはこっちだよ・・・とブルーになることでも、周囲の笑顔でなんだか楽しいことのように思えてくる。
福岡の友人は夕食に子連れ可能な個室の畳のお店を予約してくれていた。
ハチは個室で1人運動会。
テーブルの周りをご飯の付いたしゃもじを持ったまま駆け回っていた。
その姿を笑って見守りながら、危なくなったら手を差し伸べてくれる友人と妹夫婦。
なんて・・・幸せ・・・!!
正直、ふだん家の外で気を抜ける瞬間は皆無に近い。
周りにご迷惑が掛からないように、ハチが危険に身をさらさないように、買い物をしながら、ご飯を食べながら、いつも気を張っている。
夫が一緒の時は、その緊張感が2分の1になり、さらにハチのことを全面で受け入れてくれる大人が増えるにつれ徐々に心にゆとりが生まれ、ゆっくりと味わいながら美味しいご飯をいただけるようになる。
本当に、本当に美味しかった・・・。
友人には心から感謝。
福岡から帰る日の午前中に結婚式は行われ、台風の影響をほとんど受けなかった福岡はとても良いお天気だった。
神社で挙式をしたのだが、屋外の開放感の下ハチがじっとしているわけもなく、この日のために買った蝶ネクタイをつけたまま、いつもどおり枯れ木や落ち葉を拾ったり蟻の巣に指を突っ込んだりして全身砂まみれになっていた。
その後のお食事会では始まって早々私の抱っこ紐の中でお昼寝タイムに突入し、会が終了するまで熟睡だった。
ゆっくりと食事ができて嬉しい反面、帰りの飛行機内で元気になってまた暴れるんじゃないかと不安でたまらなかったが、そんな心配をよそに機内ではすっかり良い子で、離陸の際に「ぴゃー!ぴゃー!」と言っただけでそれほど大きな声も出さず、前の席のおばさまに折り紙を折ってもらったりして『富士山静岡空港』に到着するまで終始ご機嫌だった。
こんな感じならどこでも旅行行けちゃうな~と、行きの苦労をすぐに無いことにしてしまう私達夫婦は空港からの帰りの車の中でまた調子に乗っていた。
ハチはチャイルドシートで爆睡。
いつものハチからは想像もつかないくらいの優等生赤ちゃんだった。