春節のおめでたいスイーツ <八宝飯> をどうぞ | こころとからだに やさしい薬膳

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季節を感じる幸せ。食材の恵み、働きをご紹介します。

 春節(旧暦の元旦/2014年は131日)が過ぎ、新しい年が始まりました

 旧正月は日本ではあまり馴染みが無くなっていますが、中華圏では、旧暦のお正月を盛大にお祝いします

◎イベント情報/横浜中華街
http://www.chinatown.or.jp/agenda/event/5851

 日本のお正月では、おせち料理、お雑煮がありますが、中国ではというと、お祝いの席で食べられる料理で、春節(お正月)に欠かせない定番スイーツ 『八宝飯』 があります。見た目は、日本の鏡餅に近いでしょうか。

 早速つくってみましたので、ご紹介します


  こちらが、そのスイーツ 『八宝飯』 です。※写真はシロップをかけていません。

 お米のケーキの様なお菓子。蒸した糯米と、中には こし餡 が入っているので『中国版のおはぎ』です。

 飾り付けには、中国で縁起のよい数字「8」から、ナツメを末広がりに8つ付けたり、また8種類の素材であしらうのだそう

 

【材料】 ※器の大きさに分量を合わせます
糯米・こし餡(市販品) 各適量 、 A:砂糖・ラード 各大さじ(※調整要)
お好みの飾り付け素材(例:ドレンチェリー、ミックスフルーツ) 各適量
器に塗るラード 適量
[シロップ]水 150cc 、 砂糖 大さじ、 水溶き片栗粉 適量

 

【作り方】

    糯米を研いで数時間水に浸しておいた後、炊飯器で炊く。
    器の内側にラードを塗り、飾り付け素材を張り付ける。
    ①が炊き上がったら、Aを加えて、軽くついて混ぜる。
    ③を、②の器に飾り付けを押し付けるようにして詰めていく。
      真ん中にこし餡が入るので空けておく。
    ④の真ん中に、こし餡を詰めて、③の糯米で蓋をするように更に詰める。
    ⑤をアルミホイルで包み、蒸し器で1030分蒸す。※大きさによって時間を加減。
    シロップを作る。鍋に水と砂糖を入れて火にかけて溶かし、水溶き片栗粉でトロミをつける。
    ⑥が蒸しあがったら、熱いうちに皿にひっくり返して、⑦のシロップをかける。

 

【調理のポイント

器に塗るラードは、しっかり塗った方が取り出す際に剥がれやすいですまた、ラードが気になる方は、サラダ油で塗るのも手です

飾り付け素材は、杏、パイン、レーズンなどお好みのものでどうぞ。しっかりと器に張り付けた方が動きにくいです

 

【今回の薬膳ポイント

ご紹介しました 『八宝飯』 は、お祝いのお菓子で、縁起のよい食べ物だけでなく、
     春先のまだ寒い時季
にからだを温めてくれるスイーツです。
          <春先:23日節分、24日立春(りっしゅん)>

 但し、おいしいなぁ~と食べ過ぎると、糯米とラードが胃(消化)に負担をかけますので、
     みなさんで取り分けて食べて、お祝いする
のがおすすめです。


     「新年
」と聞くと、また心身がギュッと引き締まります
            2014年 張り切っていきましょう

     よかったら、是非 ご参考になさってみてくださいね