
ただ30年ぐらい前に「映画千夜一夜」と言う本を買ったことがあって、その本は淀川長治、蓮実重彦、山田宏一の3氏による鼎談でしたが、それを拾い読みしたことがありました。
この本は800ページもある分厚い本で(今は文庫本で上下2冊になっているらしい)話しているのは淀川長治が中心で後の二人はそれに対する感想を述べるというような本でした。
取り上げられている映画の数は厖大でしたが、3人とも「それは見ていない」などと言わないで話が進められるので、よくこんなに映画を見る時間があるなあと感心し、細部にわたる話でも皆さんちゃんと記憶していて、その記憶力もすごいなあと思いました。
本の最後には映画の題名による索引があり、題名ごとに何ページと何ページに記述があるということが分かるようになっていて、自分の見た映画の部分だけ読むことが出来るのでした。
「映画はすべて恋愛映画である」「誰も言わなかった男優の魅力」「悪役と悪女は映画の香り」「うまい犯罪、しゃれた殺人」「魅惑のスター、銀幕の美女の話は尽きないけれど」などと言う章があって、私の未見の映画が殆どでしたが拾い読みでも楽しめました。
最後になってしまいましたが受賞作品は「伯爵夫人」、蓮実重彦年齢80、調べたら生年月日は私と2か月違いでした。