映画「悲恋」 | mimiの独り言

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先日ゲオのレンタル店でDVDの安売りをしいたので買ったのがフランス映画「悲恋」のDVDでした。「悲恋」は1943年にジャン・コクトーが脚本を書き、監督ジョン・ドラノア、主演ジャン・マレーで作られた映画です。

当時ジャン・コクトーとジャン・マレーは恋愛関係にあり、この二人の組み合わせでいくつかの映画がつくられました。「美女と野獣」「双頭の鷲」「オルフェ」など。私はこの3本はビデオで見たことがありました。

「悲恋」はケルトの伝説を起源に持つという「トリスタンとイゾルデ」の話を現代に置き換えた話と言うことです。現代と言っても1940年代ですが。

もとの「トリスタンとイゾルデ」は叔父のイングランドのマルケ王に育てられた孤児トリスタンが叔父の妻としてアイルランドから王女イゾルデを連れ帰るが間違って飲んだ媚薬のためにイゾルデと恋に落ちて…というような話。その話はその後伝えられるうちに形を変え、アーサー王の話と関係を持ったり、「ロミオとジュリエット」のヒントになったり・・・

こういう話を現代の話にするのはやはり少々無理があるように思えました。セリフが大時代的になってしまいがち、でもモノクロの映像は大変美しいです。

それから女性の美しさにもいろいろ思うことがありました。

今まで見たジャン・コクトーのいくつかの映画で私が常に思ったのは、フランスの女性の美しさはハリウッド映画に登場する女性の美しさと全く異質だということでした。特にクール・ビューティーと言われる人はグレイス・ケリーなどアメリカにもいますが、フランスに行くとそのクールに鋭さが加わる。

彼女たちが口を開けて声を上げて笑うなんて想像できない、また彼女たちは他者とのコミュニケーションになど何も期待しないような顔をしている・・・。
21世紀のフランス美人はこんな風ではないのでしょうが。今のフランス映画をもっと見たいと思いました。