

絵本になるような短いお話を100分近い映画にするには、いろいろ話を引き伸ばさなければならないけれど、その辺はどうなのかと思いました。
映画を見て驚いたのは、絵本の中ではほとんど喋らない怪獣たちが実によく喋る、とても人間的、しかも、大人の感性の喋りです。ある意味面白いのですが、子どもは退屈しそうです。
そして怪獣たちはよく争います。原作を引き伸ばすためには、こういうテクニックを使う必要があったのかもしれません。
映像はきれいな場面もあり、音楽も気に入りましたが、この映画はどれほどヒットしたのでしょうか?
原作には母親がどういう母親か特に書いてないですが、映画ではシングルマザーで親しい男性がいるらしい。いかにもアメリカ映画です。
とにかく絵本を映画にするにはやはり難しいのだろうと思います。絵本はやはり絵本で見る方がいいと私は思いました。
センダックの絵本を私は「かいじゅうたちのいるところ」と「まどのそとの そのまたむこう」を見ただけです。他の絵本はどうなのか知りませんが、センダックの本はどこか不気味で不安で、恐ろしい、明るくない、それでも何か人の心に引っかかるものがある。私はうまく表現できませんが、子どもたちはその言いようのない不安に反応しているようにも思えます。
下の画像は絵本の表紙です。映画の怪獣のほうが可愛いような気がしました。