大手の塾を退社してから約一月。
「ありがとうございました」などと言われると、
果たしてそんな授業を出来ていたのだろうかと反省に似た感情を覚える。
「僕もトップ校目指して頑張ります」
願わくば、先生のためでなく、親のためでもなく、自分のための努力であって欲しい。
「優しくて宿題の少ないところが良いです」
…甘すぎたかな?
「先生の授業いつも楽しみにしてました」
リップサービスだと分かっていても、嬉しい気持ちになるもの。
学ぶと言うことは、つらい義務ではなく、貴重な贈り物を受け取るようなことであるべき。
そのような授業ができたなら、教師としてこれほど幸せなことはない。