誰もが正覚を目指す。日本文化の源流は宇宙の本質を考えるカタカムナにあり。 | 日光市で肩の痛み解消 下野大沢駅前阿部整骨院

日光市で肩の痛み解消 下野大沢駅前阿部整骨院

栃木県日光市JR日光線下野大沢駅徒歩30秒。くびや肩の治療なら柔道整復師の阿部洋志にお任せください!オリジナルの肩関節のストレッチもございますので関心のある方はどうぞお聞きください。

こんにちは、栃木県日光市JR下野大沢駅前30秒の阿部整骨院院長の阿部洋志です。

 

 

正覚を目指す

 

「正覚」とは

 

「人生の目的に目覚めること」です。

 

人生の目的とは

 

マコトを知り

 

霊性を高める」ことにあります。

 

 

かなしとや見猿のために曼殊沙華 其角

 

 

☬考察

 

「見猿・言猿・聞猿」は三猿と言われ

 

自分に都合の悪いことや人の欠点について

 

「見ない・言わない・聞かない」

 

態度がいいと言う処世訓になっています。

 

 

確かに無難であり

 

生活の知恵かもしれませんが

 

問題点があるのです。

 

「見ざる」では

 

目の前の美しい曼殊沙華を

 

見ることができません。

 

曼殊沙華とは

 

「マコト」のことです。

 

其角は

 

人生の目的を見失っている人たちを

 

「かなし」と感じているのです。

 

鶴さもあれ 顔淵生き千々の春 其角

 

 

☬考察

 

鶴が千年生きるというのは

 

確かにめでたいです。

 

しかし

 

短命だった顔淵の名が

 

二千年経った今も残っているのは

 

もっとめでたいというのです。

 

顔淵は

 

講師の一番弟子である顔回のことです。

 

質素な暮らしの中でマコトを求め

 

一を聞けば十を知る人物でした。

 

孔子は

 

顔淵を自分の後継者にしようと

 

考えていましたが

 

若くして亡くなったので

 

「天は私を滅ぼした」と嘆きます。

 

其角は

 

人生の目的を知る顔淵の生を

 

「千々の春」と讃えています。

 

「徳一なれば

 

動きて吉ならざるしなく

 

徳二三なれば

 

動きて凶ならざるはなし」 伊尹

 

 

☬考察

 

伊尹はもともと宮廷の料理人でした

 

薬学に精通していた人物でもあり

 

「医食同源」の祖とされます。

 

ある時

 

伊尹は

 

湯王に

 

政治のあり方を料理に例えて話しました。

 

その政治論を聞き

 

見識の高さを知った湯王は

 

伊尹を宰相にします。

 

宰相となった伊尹は

 

真価の適材適所を心がけ

 

実務を立派にこなしました。

 

そして湯王が亡くなると

 

湯王の孫にあたる太甲を即位させます。

 

ところが

 

太甲は怠け者で粗暴だったので

 

伊尹は彼を追放しました。

 

そして

 

三年後

 

太甲が充分に反省した時

 

太甲を呼び戻し

 

帝王学を授けます。

 

「徳がなければ

 

天下は永続しません。

 

忠言を受けた時には

 

特に熟慮することが大切です。

 

また

 

甘言を言う臣下は信用せず

 

真があるかどうか調べることです。

 

天子の言動は影響力があるので

 

慎重に行動してください。

 

誠がない政治をすると

 

民は不安になり離れます。

 

先帝の湯王は

 

誠の政治をされました。

 

どうかご自分を高め

 

誠実な気持ちを

 

周りに及ぼしてください。

 

民の重い税金や苦役を和らげ

 

平和が続く政治をお執りください」

 

やがて

 

老いた伊尹は

 

賢帝となった太甲に後を託します。

 

政界を去るにあたり

 

「徳一なれば

 

動きて吉ならざるはなく

 

徳二三なれば

 

動きて凶ならざるはなし」と

 

太甲に教示します。

 

この章句の意味は

 

「私心のない徳で行動すれば

 

最初はつらくても

 

素晴らしい未来が開けます。

 

しかし

 

多くの欲を徳と錯覚し行動すれば

 

最初はよくても

 

滅亡してしまいます」

 

ということです。

日本文化の源流は

宇宙の本質を考える

カタカムナにあり

 

水分紅月著

 

たま出版刊

 

74ページから77ページのご紹介です。