こんにちは。栃木県日光市の阿部整骨院、院長の阿部洋志です。
痛みが強い、炎症の強い時期の
肩の痛みに対して申し上げます。
原則的に、ケガをして症状の強い時期は
じっとしていても(何もしなくても)
さわっても、動かしても痛いものです。
このようなひどい時期は
ご自分でも施術を受ける場合であっても
原則的に
肩を刺激し過ぎない方がいいです。
ホットパックやマイクロ波、赤外線治療などの
温熱療法は禁忌です。
そして運動療法も
基本的に行うべきでありません。
当院では慎重に
肩関節のJRC(関節可動回復矯正法)を行うのですが
痛みや損傷が著しい場合は
矯正や調整をしないこともあります。
電器治療は
微弱電流治療か
立体動態波、または浅いところ用の超音波治療器で
出力を弱くして、間欠的に超音波をあてます。
強い出力で超音波を当てると
見事に張り返しがおこります。
つまり、痛みが倍返しになって
悪化することが多いです。
体にやさしい物療を行った後
極弱(非常に弱い力)でJRC(関節可回復矯正法)を行い
その後
軽いマッサージをします。
その後、治療用の伸縮テーピングや
湿布用の粘着シート、チタンテープなどを
患部に貼ることもあります。
じっとしても痛いので
包帯で肩を巻くのが好ましいです。(固定)
患者さんの希望を聞いたうえで
包帯(サラシ)で固定します。
肩は、日ごろから重力により
自分の重みでけん引されていますので
それだけで負担がかかっています。
ですから、三角巾か風呂敷などで
手を吊っておくと楽です。
寝る時は、手を吊ったまま寝るように
指導させていただいています。
包帯が巻いてある場合は
三角巾や風呂敷、バンダナなど
手を吊るものがなくても大丈夫です。
まとめますと
痛めたばかりでじっとしていても痛い症状に対しては
温めずに固定をし、安静を保つのがベストです。
損傷(痛めている)の部分を動かしたら
修復が遅れます。
せめて、3日くらいは
固定と安静を保って頂きたく思います。
治療の鉄則は、案外単純なものなのかもしれません。
お話はかわりますが
先日、コメントを下さった方が
マウス操作でも痛いとおっしゃっていましたが
マウスの動きを早めに設定して
極力マウスのストロークを短くしたらいかかがでしょうか。
パソコン(マウス)操作をされる時には
できるだけお体につけるようにすることも
試していただきたいです。
痛みや症状があるのは仕方ありません。
負担をやわらげたり安静を保つ工夫も
早期回復には必要と思われます。
四十肩や肩のお怪我で
痛みに悩まれる方が
この記事を読まれて
お役に立てれば幸いです。
肩がうんと痛いときは
温泉や入浴
飲酒や運動はお控えください。