ようやく12月らしい寒さに近づいている福岡です♪
以前から、定期的にコーヒーのお店をやりたいと相談を受ける事があるのですが、先日、30代の女性から「焙煎を覚えたい」と相談を受けました。
彼女は4~5年前からお店を利用してくれているのですが、途中関東へ行ったり沖縄へ行ったりオーストラリアへ行ったり、色々な仕事を色々な場所で経験したり、拠点を特定せずに、バイタリティーと行動力に溢れた女性なのですが
結論から言うと「諦めてもらいました」
現在、コーヒー業界では、仕入れ価格の上昇が続いています。
日本以外の諸外国では「物価の上昇に合わせ賃金の上昇」が続いており、海上輸送費も同様にして上昇しています。
どの程度上昇しているのかと言うと、例えばあべこーひーを開業した時に比べると仕入れ値ベースで約40%ほど原価が上昇しています。
更には、来年仕入れる豆に関しては今より20%ほど仕入れ値が上がる予定です(それだけ日本の国力が成長できていないって事になるのですが…)
大手企業のコーヒーは、販売価格を今年9月に20%値上げして、来年の2022年2月には更に20%値上げするらしいです・・・(個人店は簡単に値上げ出来んっちゅ~の!)
ぼく自身はお店を開業してから、少しずつお客さんを増やして行き、利益性を良くして、仕入れ値の上昇を吸収しているのですが、今から開業を考える場合は、仕入れ値を吸収する余裕は無い為、更に厳しい経営を迫られます。
新規開業すれば、長年経営をやってきた同業者と同じ土俵で、開業直後から戦う事になりますが、それはお客さんの母数を持っているお店と肩を並べて開業することに成り、その様な同業者が現実として競合になります。
もちろん開業時にはお客さん"0"ゼロの状態で始めますので、利益性も悪く数年は赤字の経営が続きます。特にコーヒーの豆売り専門店はお客さんが、なかなか増えないので苦労します。
今は超大手のスターバックスも、日本へ来た当初「豆売りのお店」で開店したのですが、成長速度が遅いのでカフェ事業へ転換した程です。
なので、今の様な仕入れ値の高騰が続く中での開業は、先の長い若い世代にはお勧めが出来ないんです…
で・す・が!
本気で必死になって考えるので有れば、サポートはいくらでも惜しまないんです・・・
今回は、上記の現状を説明して実質「諦めてもらった」のですが、正直な事を言うと
「では、その問題を如何にして乗り越えればよいか」との返事が欲しかったのが本音です。
実際、どの業界や仕事でも独立をすれば今回のコロナ禍の様な「予測不能の出来事の連続」だからです。
予定通りにも、計画通りにも行きません。
やる前に諦めたら何も始まりません。
やってみて、ダメなら次の手を考え、次々とチャレンジして行く事の連続です。
開業前にお客さんが居なければ、開業前にお客さんを作る事が大切で、あべこーひーを始めると決めた時も開業前にお客さん作りに励みました。
長年お店や会社を経営して来た人達には、そのノウハウが蓄積されている筈です(時代の流れやブームに乗っただけのお店や、経営を当てモノだと考えて色んな事を疎かにしている人は現在瀕死の状態だと思いますが…)
若い子は、資源が少ない分リスクが取れます。
だからこそ、少ない資源を最大限に活かす方法を捻り出さないと生き残っていけません。
今回の開業への相談で、彼女も何かを掴んでいてくれれば嬉しいです。








