こんにちは。
エリーゼ音楽祭予選の講評について、
その①の記事でも書きましたが、
わたくしが
最も重要視していること(構成力)と、
最も意図したこと(これから書きます)が
審査員に伝わっており、
大変手ごたえを感じた内容でした。
わたくしが、
悲愴第2楽章を演奏する際、
最も集中して大切に出している音は、
第1音のソプラノのド。
この音に曲の命をかけています。
温かさと頼りがいのある
包み込むような音を意図しました。
その第1音を、
審査員の先生がしっかり受け止めてくださり、
本当に嬉しかった。
あの会場で、
1人だけにでも最初のドの音が届けば、
あの演奏は成功だと思っていましたので、
大満足です。
審査員3名からの講評。
〇良い点
△課題やアドバイス
<審査員A>
〇最初の第1音「C」に集中しましたが、
とても温かみのある響きが出てきて、
とても嬉しくなりました。
(↑わたくしも嬉しくなりました)
〇その後に続くメロディーは
笹田さんらしい歌い方をされている。
△メロディーラインをもう少し音圧のせて、
できるだけ長い息で横へつなげてください。
〇とても魅力的。
△ポルタート、ペダリング、親指の脱力など、
言い出すときりがないので、
今日はこのへんで。
(↑えっ、今日しかないのですが。。)
<審査員B>
〇一つ一つの音の意味合い、
フレーズの中の立ち位置、
和音の中の役割をよく把握しており、
知性のあわられ、
ゆるぎない感性の証明である。
〇隅々まで配慮の行き届いた演奏。
<審査員C>
〇大変丁寧且つ深みのある歌い方。
△指1本1本で音をコントロールするのではなく、
指は鍵盤に触れるだけで、
腕、体重で歌うようにするとより素敵になりそう。
以上。
身体の使い方と、
フレーズの歌い方が課題ですね。
意識で変われるところと、
習慣化して
時間をかけて変えるところがあると思うので、
焦らず、
考えながら練習を続けます。
ショパンのノクターン8番もそうですが、
悲愴第2楽章も、
弾けば弾くほど、
本当によく練られた名曲だなと感じますし、
弾けば弾くほど
もっともっと好きになる。
まだまだ演奏したいので、
全国大会に申し込みいたしました。
今年の全国大会会場は、
わたくしにとって、
アクセスがこの上なく便利なので、
出番のない日も、
仕事帰りに、
夕方の部を聞きに行ければと考えています。
素敵な皆様、
良き日となりますよう。