NHK教育の『福祉ネットワーク』で、盲ろう(目と耳が両方とも不自由)な19才の男の子が紹介されていた。
盲ろうの子供のための専門の学校、というのはなく、みんな盲学校か、ろう学校に行くのだけど、
盲ろうの子供のためのプログラムが確立してなくて、苦労しているのだそう。
母親が療育を受けさせたいと思っても、どこの施設もなかなか受け入れてくれず、
「もう日本には、私たち親子に何かしてくれるところはない」
と思うくらいだったのだから、どれだけ大変だっただろうと思う。
自分がその立場だったとき、そこまでの努力ができるかどうか。
印象的だったのは、コメンテーターの人が
「親の努力が美談になるのは、公の支援が整っていないことの裏返し」
と言っていたこと。
制度が整っていない中で、母親が1人献身的な努力をして、目も耳も不自由な子に
言葉(手話)を教えた、というと『感動の美談』になる。
でも美談で済ませちゃダメなんだよね。
この男の子は「大学に行ってもっと勉強したい。将来は盲ろうの人の役にたつ仕事をしたい」
と話していて、じーんとした。
点字を即座に翻訳してパソコン上に表示する(ツイッター形式です)機械とか、
すごいツールがでてきているのだし、環境さえ整えば、それが可能になる。
「学び続けたい」っていうのは尊い気持ちだなぁ、と思った。
11月2日の20時から後編が放送されますよ。