こんにちは!

東京都議会議員(品川区選出)の

あべ祐美子です。

 

品川区の認可保育園の

今年4月入園の1次選考結果が

4日、届けられました。

 

品川区議会議員だったときは

毎年10月頃から年度末まで

多くの保活のご相談に対応してきましたが、

昨年都議会議員になり

直接保活にかかわることはほぼ

なくなりました。

 

とはいえ、子育て施策を何とかしたい!と

記者から議員になった私としては

この問題は議員としての1丁目1番地。

今年も、状況をまとめてみたいと思います。

 

認可保育園の2次申請の

締切は今月14日、発表は3月8日。

 

2次受入可能数が公表されています。

受け入れ数がゼロでも

転園などの関係で

受け入れできる場合もあります。

希望する順番に記入することを

区ではお勧めしています。

 

併せて、保育園の定期利用や

小規模保育園、認証保育所、

企業主導型保育事業等についても

書きますね。


【認可保育園】

まず、認可保育園を見ていきましょう。

公立私立の全年齢を合わせた

空きは904人分で

昨年の814人分より90人増えています。

ただし、年齢によって大きな偏りがあります。

 

まず、区立認可保育園です。

全年齢の定員は4417人で、

前年(4442人)より微減。

 

 

(参考)R3年の2次受け入れ可能数↓

 

 

年齢別では、ゼロ歳児の受入れ可能数は

中原と西五反田第2の2園計7人。

 

1歳児は伊藤、荏原、北品川第2、南大井の

計6人、すべて短時間枠のみです。

 

2歳児は旗の台と三ツ木の計2人と、

短時間枠では伊藤、荏原、南大井の

計5人となっています。

 

短時間枠はパート労働などを想定した

9~17時のみの短時間就労対応枠です。

 

今後、不承諾の内訳なども

集計されるはずですが、

同時に公表された入園最低指数などみても

認可園の1,2歳児はいまだ

厳しい状況だったようです。

 

3歳児は27人、4歳児63人、5歳児81人。

前年と比べると3歳児の受入れも

若干狭くなっています。

 

 

私立認可保育園の定員は、7449人。

前年の7314人より135人増えています。

 

 

 

(参考)R3年の2次受け入れ可能数↓

 

 

表が細かくて読みにくいと思いますが、

0歳児の空きは155人なのに対し、

1歳児は3人、2歳児は6人。

3歳児は59人、4歳205人、5歳549人。

 

ゼロ歳児にかなり余裕があり、かつ

空きのある園に偏りが見られます。

一方で1,2歳児は極めて厳しく、

3歳児も年々余裕がなくなってきています。

 

1年を超えての育児休業が

以前より取りやすくなっていることも踏まえ

年齢別の定員の見直しをすべきと

区議会議員のころから

提案してきました。

 

今年4月に開園する

(仮)あい・あい保育園大崎園も

1歳児からですね。

今後は、保育園に対する

ゼロ歳児加算の考え方なども

見直す必要があるかもしれません。

 

 

【小規模保育園】

認可園のほかに、

0~2歳児は、小規模保育園という

選択肢もあります。

2歳児クラスまでですが、

卒園後も3歳児から

連携するいずれかの認可保育園に

入園できるので、要チェックです。

 

 

ゼロ歳児に比較的余裕があるのは

認可園と同様。ただ、

3年のみの保育でゼロ歳児が充足しないと

経営が立ち行かなくなるリスクが

大きくなることが心配です。

 

このほか、個人の家庭で

保育を行う「家庭的保育事業」でも

2人分の空きがあります。

この事業も2歳児までですが、

3歳からは連携する認可園に入れます。

 

 

【定期利用・空きスペース保育】

このほか、定期利用保育や空きスペース保育

(名前なんとかならないのか)があります。

 

定期利用保育は、

新設保育園などで4,5歳児の定員が

埋まっていない場合に、

そのスペースを利用して

不承諾となった1歳児に

1年限りで保育を行う仕組みです。

不承諾だった方への救済策ともいえますが、

翌年度の保育の継続が保障されず

再び保活をする必要がありますぐすん

 

 

 

空きスペース利用型年間保育は

不承諾となった1~2歳児が対象で

豊町のほうさん保育園のみで実施しています。

定員は1,2歳児各15人。

 

ほうさん保育園は5年度末までの

期間限定保育園で

すでに新規入園を停止しており、

そのスペースを活用しての事業です。

1年後の認可園への入園は約束されず、

再度保活が必要になります。

 

 

 

 

【認証保育所】

認証保育園は、区の選考を通さず

各園との直接契約になります。

認証保育所から認可保育園に

入園する方も少なくないので

1次選考結果が判明後、

空きが出る園も例年少なくありません。

詳細は各園にお問い合わせください。

品川区では、認証保育所に支払った

保育料への助成制度があります。

 

 

認証保育所は区ではなく東京都の仕組みです。

一覧は東京都のHPへ→認証保育所一覧(品川区分)

 

(参考)R3年度の品川区の認証保育助成→こちら

 

 


【企業主導型保育事業】

企業主導型保育事業は、

内閣府の制度により、企業が

従業員向けに設置した保育園ですが、

下記の園では、

従業員でなくても利用できる

地域枠が設けられています。

詳細は各園にお問い合わせください。

 

 

 

 

過去の関連記事はこちら下矢印

 

 

 

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご意見、ご感想はこのブログのコメント欄、またはFBページInstagramまでお寄せください。