不妊治療を始めた頃は抵抗がなかったけれど

流産や着床せずを繰り返していると年々年賀状を受け取るのが辛くなってきた。

というのも第一子から5年以上経って第二子が産まれた友だちからの年賀状を見ると、もしかして治療してた?とか憶測で考えてしまったり

もう二人目かぁとか勝手に自分のうまくいかない治療と比較したりしてお正月を迎えるのが億劫になっていった。

自分だけ時が止まっているような気分になったのだ。

実際は治療を休んだ年はなく

転院やら検査やら毎年頑張っていたのに

年始の年賀状を見ると全て白紙にされたような虚しい気分に苛まれる状況になっていたので

喪中と嘘をつく年もあった。


普段から手紙やメッセージカードなど手書きで文章を添えるのが好きな性格なのになんか自分らしくなくなってしまったなとかまた落胆したりして。

こんな気持ちになるのをあと何年繰り返さないといけないんだろうと考えていたが、今年可愛い男の子が誕生し、気づくとお宮参りで撮った写真や今まで撮ってきた中からどれにしようと写真選びに熱中している自分がいた。


これまでのことを思うと念願の瞬間のはずなのに感慨深く浸る時間もなくあっという間に完成させ昨日投函することができた📮


でも幸せなことだよな、と投函した後に実感✨

治療に無縁だった人からしたら子どもの写真を載せた年賀状を作って出すことは普通のことで何の特別感もないだろうけど、私にとっては夢のまた夢だった作業で照れ


日々理想としている育児はできていないけど子どもの一瞬一瞬を見逃したくなくて尊い時間を過ごせている今を大切にしていきたいなと思ったのでしたニコニコ飛び出すハート

 

 私の今年の漢字はズバリ!

「命」

 

 

今年はどんな1年だった?


トータルで四年半の取り組みに及んだ不妊治療の末、第一子が誕生しました。

思えば年始に移植をし

着床、胎嚢、心拍

40週一緒に過ごしました。


ちゃんとカウントすると受精卵の時から生命は始まっていたのですけど。


私自身の命も無事で

約10か月成長してくれた命

そして無事誕生してくれた命

全て命あっての経験でした。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤ちゃんの元気な泣き声が響く分娩室。


ふと赤ちゃんの方を見ると助産師さんに綺麗に体を拭いてもらっているのが見えた。

この後胸元で抱っこできる流れと思っていたのだが中々その状況にならない。

すると助産師さんから

羊水を多量に飲み込んでるから吸引するので抱っこはまだ待ってね、と説明を受けた。

プラス便も溜まっているからそれもと💩


泣きたいのとチューブ差し込まれて吸引されてるのが合わさってときどき咳き込んでて生まれたてなのに苦しそうで切なかったえーん

そして小児科の医師が二人くらい入ってきて赤ちゃんの状態を診てくれたようで助産師さんに対してモニター装着は何時まで継続とか指示を出してたよう。

心配でずっとその様子を分娩台から見ていたのだけど指示が終わったらこちらに医師が来て

おめでとうございます、とだけ声をかけてくれたのでとりあえず問題はないのね、と一旦安堵するも助産師により詳しい状況を確認。

じゃあ赤ちゃんの吸引が終わったら部屋に戻れるのかーと全て終わったかのように分娩台の上で一息ついてたら、、

医師と助産師さんで臍帯血の血液採取と母体の血液採取と臍帯の切り取りが始まった!

そうだった!臍帯血保管してもらわなや!

結果臍帯は問題なく取れたが、臍帯血は基準量より少なかったらしく医師から謝られたが

とりあえず研究所に提出しいひんことには保管できるかの検査もしてもらわなあかんしで

分かりましたとしか返せず。


でそれも終わったから一息つけるやー思ってたら

担当助産師さんから

胎盤まだ出てないから取り出すねーと

衝撃の一言がガーン

お産と一緒に出てなかったらしく凝視

医師もやってきてエコーあてながら腹部を強めに押されーの子宮口で助産師さんがスタンバりーの。

この腹部押されんのが地味に痛い😓

そして後陣痛と呼ばれるものが出てきて

コレがお産の時の陣痛超えるんちゃうかって痛みで驚き

しばらく耐えてみるも胎盤剥がれる兆候がなく

男性医師もやってきてどうやら子宮に手を入れて取り出すみたいな処置をするっぽく開脚しとかなあかんのやけど、陣痛が耐えれん痛みで足を閉じてしまっており。

医師達がどうにか開けませんかーというが

無理ですーと返すと

医師の顔は見えてないけど

んー困ったなぁという気持ちがこもったため息みたいなんが発せられたような空気が分娩室に漂っててショボーン

申し訳なかったけどほんまに痛いねーんてもう余裕がなくえーん

すると隣で見ていた夫が

痛み止めとかなんかないんすか?と聞いてくれて、

男性医師が

じゃあ〇〇打ったげて、と助産師さんに指示。

夫と二人して、

あるんやったら早よ打ってやーと心の中で突っ込んだよ笑💦

いつもなら嫌な筋注も後陣痛の痛みが強過ぎて痛み感じず凝視

1秒でも早く効いてくれと願うのみ💉

そして観念してゆっくり開脚姿勢となり

女医が腹部押して男性医師が剥離開始

後陣痛に加えて例えようがない別の痛みが合わさり思わず痛いを連呼😣

後陣痛あるのは子宮が収縮してるからで剥離しやすくなるからいい兆候だからねーと励ましてくれるもんの痛いんは痛いのよネガティブ

そして分娩室に医療従事者が増えてきたため

夫は一旦外に出ましょうと退室を促され退室

後から夫から聞いたのだが分娩室の外に私の痛いを連呼する声が聞こえてきてていたたまれなかったそうショボーン

見てる側からしてもお産の陣痛の時より痛がってたから俺なんもできひんし辛かった、と泣き笑い

そしてようやく胎盤が取り出されると

お次は大量出血のため点滴が始まり

少し会陰が裂けたので縫合しますとのことで

まだ赤ちゃんとは触れ合えず赤ちゃん泣き

この時には赤ちゃんは吸引も終わって落ち着いてましたニコニコ

出血量は1223ml🩸

輸血はしなくていいとのことだったけどかなり出てるやーん不安不安

そして縫合するまでがなんや長かった。

何をしていたんだろうかはてなマーク

後陣痛が段々と収まってきてたので縫われてる時は痛みを感じたな無気力

で、このあと1時間は分娩室でいてもらいますと説明を受け夫も再び入室爆笑

すると助産師さんから赤ちゃんの写真と抱っこしませんかーと声をかけられ

産まれたての瞬間を収めて

抱っこもして

そんな夫の姿を見てて

あーほんとに二人の子が誕生したんやなーと実感が湧いてきてほんわか


長くなったのでまたまた続きはepisode3で

綴ります照れ