こんにちは。
安部信寛です。
今日は円安で景気は戻るのか?ということについて
考えてみたいと思います。
安部信寛です。
今日は円安で景気は戻るのか?ということについて
考えてみたいと思います。
今日現在(2012年12月25日)
為替が
9月13日 1ドル=77円→85円
7月25日 1ユーロ=94円→112円
これを見てみると
ドルで8円(10%)
ユーロで18円(19%)
円安になっています。
安倍政権は金融緩和し、
インフレにして、景気を良くし、
おまけに円安にして、輸出企業の利益も確保しようと思ってます。
すごく解りやすい景気回復策です!!!
しかし、そんなにうまくいくのでしょうか?
直近の歴史を紐解くと
当時2005年~2007年は
日本以外の国はバブっていました。
なぜでしょう?
2006年当時の日本とアメリカの金利
日本 約 0%
アメリカ 約 5%
この金利差がバブルを誘発したのです。
例えば、
○日本で100万借りる
↓
○アメリカに100万預ける
1年後にはアメリカで5万円分増えてるわけですよね。
しかも、借りている金利は0%。
それにプラス為替の変動
(円安・ドル高になることで)
もっと利益が出てたわけです。
それを利用して
世界中の投資家が日本で円を借りて(円を売る行為)
ドルで預ける(ドルを買う行為)に走ったのです。
これで当時の欧米は景気が良くなったのです!
お金を無利子で調達できる手段があったからです。
日本の輸出企業も業績が上がって
2008年3月のトヨタは最高益を出しています。
他のメーカーも同じように。
これが、2007年までの円安での経済状況。
それでは、2013年以降
これから安倍政権が円安にする政策は、どうなるのか?
これから日本が円安になると日本の輸出企業は元気になるのか?
単純に考えれば、円安で企業の収益は上がるでしょう。
しかし、
2007年当時は、世界は好景気でした。
だから、日本の商品が売れた。
それに、韓国のサムソンの台頭もまだでしたから。
2007年当時みたいに輸出自体がうまくいくのでしょうか?
今度は、作っても、景気の悪い欧米に売れるはずがない。
さてさて結局
【円安で景気は戻るのか?】
いろんな?????がでてきます。
私は今回の円安だけでは景気は戻し切れないと考えております。
一度、景気が転落したものがそう簡単には
戻りきれないと考えるからです。
自民党に代わって皆さん
景気回復に関する期待値が高すぎませんか?
(よくセミナーでは合コンの期待値と一緒といってます。)
要するに今の経済政策が
【若くて、美人(イケメン)ぞろいの合コン】
に行くときのテンションとなっていませんか?
次は国民はどうなるのか?考えてみたいと思います。