『平壌府産業要覧』(朝鮮研究-204)贖罪史観論者の論文にこの冊子の引用はないようだ。 兎に角、昭和7年の平壌でのあらゆる職種についての賃金が記載されている。 職種別の賃金格差も判る。大工職が土方の倍である。そして内地人、朝鮮人、支那人間の格差も記述している。港湾の沖中仕は朝鮮人の独占場であったらしく、日本人も支那人の項目も無い。金融では、無尽会社の強さが数字で出ている。貿易は、輸入と移入、輸出と移出が別項目に成っている。