歴史的場所に居住(つくば市政展望-415) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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つくばエクスプレス沿線住民の増加は、単に原野を切り拓いて住宅を建てた、という認識を持たされている。

南牛も松代公務員住宅に20年近く居住していたが、松林を切り拓いた住宅地という認識で過ごしていた。あれでは「松代」に愛着も湧かなかった。住宅地に愛着を抱いて行くにはその地域の歴史を学んで貰うことである。城下町が居住地として好感を持たれるのは、そこは歴史を感じさせるからだ。

松代公務員住宅住民は町長選挙では、横田美農夫助役を古い人物だと感じてアカイと噂のN村候補に投票した。N村候補が自治労の活動家という事で親近感を持たれる一方、長屋門を頑なに守っているピンクの横田美農夫助役を頑迷な保守と見ていた。ピンクなのに木村操候補以上のシロイ人だと捉えられていた。長屋門の歴史を上滑りにしか知らなかったからだった。

いま、大井川県知事に新たに居住してくる新住民へ、地域の歴史教育が重要だという陳情が為されようとしている。

その一つに『島名村誌』の再刊が必要視されたのだ。