岩井・水海道・谷田部(つくば市政展望-405) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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昭和20年夏、厚木の航空隊のクーデター事件に加わっていたと見られるのが山口武平県議である。山口武平県議は国政への転進を図るが挫折している。県政会のドンといわれ、充分に実力を発揮していたように見られているが、山口武平県議は幾たびも挫折を味わっている。その人生最大の挫折が岩井・水海道・谷田部への鉄道敷設である。つくばエクスプレスは山口武平県議を仇笑うかのように走っている。

徹底抗戦を主張した政治家へGHQは厳しかった。まして、厚木反乱に与した政治家の台頭など許すことは無い。山口武平県議の幾多の挫折の背後の事情である。GHQの意向はCIAに受け継がれる。山口武平県議の政治力の増大を防ぐという観点から、山口武平県議への封じ込めがつくばエクスプレスの敷設に感じられる。

横田美農夫助役の悲劇は山口武平一派と見られていたからだ。