19日一面の見出しである。3面に解説が出ている。この解説には、非常に残念なことが二つある。
一つは、平壌近郊のロ朝合営機械工場に言及していない事。
二つは、木村光彦(青山学院大学教授)の仕事に一切言及していない、引用していない事。
この二つの事から理解できるのは、軍事産業の頼みは日本頼みということであろうか。
朝鮮総聯は、平壌が統一戦線部を亡くしたことで、北朝鮮から切り離されたと見られている。だが、今後は朝鮮総聯がロ日貿易を仕切る可能性が出てきたのである。ここは木村光彦論文の読破から読める世界である。
韓国筋の読みは、朝鮮総聯の集団的民団化であった。そこは違って来た。木村光彦レポートの深読みから見えてくるのは、韓国企業の富士見参りである。
ここの深堀解説は塾生のみ。塾生には木村光彦論文の別刷りを配布する。尚、近々に某研究会で「日朝貿易会の歩みから、ロ朝の軍事条約へ」
と、題して講演予定。テキストに木村光彦論文の別刷りを配布する。