『朝鮮の電気事業を語る』(朝鮮研究-182)野口遵、久保田豊が登場している。語っている人は27人、その中で朝鮮人は開城電気株式會社の金正浩社長が「朝鮮で只一つの朝鮮人のみの手で創立し 多年経営をつづけた開城の電気事業」を語っておられます。 開城電気は大正4年に12名の朝鮮人によって創業されている。資本金5万円、英国製の機会を1万5千円で購入し、大正6年には3千軒ほどに配電している。 この本の出版は昭和13年だが、開城電気の顧客は増加一途であったという。 朝鮮人実業家の成長が読み取れる記録である。