在日韓国人急増(『朝日新聞』を解読-280) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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歴史の勉強が大切だ。金達壽は「渡来」に拘ったが、兎に角この列島は半島からの渡来人に溢れている。萩藩は藩官僚に朝鮮語を解する士族層を選抜していた。士農工商というけれど、実際は士農工商に「卒」が設けられていた。明治に成って皇族、華族、士族に平民と国民は区分けされたが、一時期「卒族」が設けられていた。江戸300年、卒族は増える一方だった。朝鮮半島から李氏朝鮮の圧政を逃れて列島へ渡ってくる人々を卒族としたのだ。

長州藩士族の岸信介はそれが判っていたから、卒族出身者に朝鮮名で呼びかけていた。自民党の派閥領袖で首相を務めた方に、「李君、」と呼びかけた逸話は、ジャーナリストの野村旗守君から聴いている。野村旗守君が「何でだろう?」と南牛に尋ねるから、「山陰地方は卒族が多いからだろう」と答えた。

20日の『朝日新聞』紙一面トップ記事の見出しは、

 

韓国「移民」受け入れ拡大

 

「留学生5年間働けば永住に道」と、見出しは続く。歴史の勉強が必要なのは日本の人口増大は朝鮮半島から「渡来」する節目節目で増大している。

これからの日本は韓国経由での流入が増大する。5年間で韓国の国籍を取得してから日本へ渡ってくるのだ。色々な在日韓国人の増大は目前である。