朝鮮大学校地理歴史学科が、「金日成元帥生誕五十週年記念」に作成した冊子である。1962年刊行である。
いわゆる「徴用工問題」の原典と化している。韓国語に翻訳されて玄海灘を渡って行ったのであろうか?韓国左派の聖典と化してもいる。
60年代の在日の学者の労作は韓国左派の立ち位置を示して行く。誰が考えても判ることだが、韓国左派は高学歴者によって構成されている。仮に『金日成著作集』を読んで、簡単に受け入れる人々ではない。彼らの学識は『金日成著作集』の受容度を低くしている。だが、日本の大学で勉強した在日の学者の労作は受け入れやすい。
在日の学者は大半がマル経と反日で頭が固められている。その象徴的仕事が朝鮮大学校での60年代の仕事である。そして彼らは70年代に入ると朝鮮大学校から離れ、一般的に『金日成著作集』から距離を置いた仕事を行い、韓国への影響力を深めて行った。
この間の経緯は安宇植から80年代に入り、教わっていく。