竹内流饅頭の作り方(つくば市政展望-344) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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筑波郡内で一般に毒饅頭が作られるのは、選挙毎に「資金」を候補者へ渡すのである。80年代で100万円の札束を饅頭を入れる箱に詰めて候補者へ手渡しすそうだ。貰った候補者が当選後に見合う仕事を与えるのであった。沼尻民平町長は渡辺派からそれを喰らった、と指摘されている。沼尻民平町長の場合は、工事の発注で済んだ話と受け止めていたら、あの饅頭は合併推進の為であったのだ、と攻められたのである。

86年秋の三派鼎立の町長選挙時の毒饅頭は竹内藤男県知事が練ったと言われるだけあって、手が込んでいた。先ず、知事の密命を受けた土建業者がお手伝いするので饅頭をくださいという。運動員に饅頭を配る、からだと申し入れる。それが結構法外な、饅頭の数をいう。それ程の饅頭は出せない、と断ったらお終いである。恐らく、横田美農夫助役は収入役を務めていただけに、饅頭の量にうるさかったのであろうか?

その点、一方の木村操候補はさっと申し入れてきた饅頭の量を揃える。竹内藤男県知事が練ったと思ったからだ。震えながら、饅頭を渡している。

木村操候補が町長選で配った饅頭の代金は、後に竹内藤男県知事から出ていたことが明らかにされる。新聞報道には3億円も饅頭代金を知事が払ったと出ていた。・