アナスタシア(NK会の人々-41) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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音沙汰が無い。可笑しいなと思って探りを入れたら、八代亜紀状態だという。余命、幾ばくという状態らしい。『ヤンコフスキー家の人々』という書籍にヤンコフスキー二世の妹であるタチアナの写真が掲載されている。タチアナに酷似していることから、萩原遼が仰天して80歳過ぎての直木賞を狙う。アナスタシアの伝記を書いて直木賞を狙うと張り切っていたことは、結構知られている。アナスタシアの縁者、実弟と見られているのが東山紀之である。萩原遼は、先ず東山紀之周辺、川崎の調査を行っていた。

処が、佐藤勝巳所長はアナスタシアをヤンコフスキー家の係累と見れば、それは露探だと吉祥寺の玉城邸に告げ口に駆け付けている。NK会としてもKGBへの対応策を説いたそうである。

ヤンコフスキー二世とされる男子は三人居る。長兄が金成柱を金日成としてバルコニーから登場させたプロデューサーである。ソ連軍の北朝鮮進駐での功績は大きく、近年プーチンがヤンコフスキー一世の銅像をウラジオストック近郊、ヤンコフスキー半島に建てた。なお、ロシアにヤンコフスキー二世を訪ね、金日成擁立の話の確認を求めたのは早稲田でウラジミールの同級生であった。