負けじ心を振り起せ(つくば市政展望-315) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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土浦一高は県で一番の進学校と知られている。研究学園都市概成当時はそうでもなかった。つくば市ができた当時でも旧制中学の縄張り的な三分割されていた。下妻、水海道、土浦である。交通の便もあったと推察される。当然桜村は土浦、谷田部は水海道であり、旧筑波町出身の江戸英雄は下妻であった。

県政会のドン、山口武平は水海道中学を出ている。水海道中学の校歌に、

昔、天下を平定の東男の魂は、なお三寸の

胸にあり、負けじ心を振り起せ。

この歌詞は平将門を唄っている。水海道中学は校歌で平将門を称えているくらいだから、その校歌で育った山口武平県議の生涯に平将門が何回も登場する。一番のハイライトは、山口武平が海軍の将校として厚木反乱に与していたことであろうか。そして谷田部町に竹内藤男県知事の密命を帯びて潜入し策動したフリージャーナリスト、悪名の高いジャーナリストだが「俺の仕事は山口武平を見張っている事だ」と高言していた。竹内藤男県知事は絶えず山口武平県議の胸三寸を気にしていた。

だから、谷田部町長選挙で水海道卒の横田美農夫助役が出馬する模様だという情報は、竹内藤男県知事を極度に緊張させていた。悪徳、悪党のフリージャーナリストが水戸から谷田部へ潜入してきて激しく動いたのは、平将門の胸三寸の流れを気にした、からであろう。