ピンク退治(つくば市政展望-293) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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第一回のつくば市長選挙は、あまりにも出来過ぎた木村操選挙戦略の勝利だった。木村操町長は筑波町を合併から外れさせる。塚本育造県議の地盤を先ず削ったのだ。谷田部町内で悉く自分に反対する高野水道工事の動きを見ている。木村操町長と高野水道工事の対立は、一般に渡辺派の石浜和夫代貸との渡辺派の内紛を引き摺っていると見られている。科学万博パビリオン廃材処理の事業で石浜代貸に負けたからだと見られている。表面的にはそうである。だが、根本的対立はつくばエクスプレス線の敷設を巡ってであった。科学万博跡地にできた工場団地の北側に敷設するか、南側に敷設するかという谷田部町域の開発を巡る闘いが背景にあったのだ。

高野水道工事の動きは、つくばエクスプレス線の敷設を谷田部城下に近接した地域にできる事を願っていた。

両者の戦はそう意味で熾烈に争われたのであった。木村操町長は谷田部町のピンクの連中がこぞって塚本育造県議陣営を走った事を竹内藤男県知事へ知らせる。塚本育造県議に対する竹内藤男県知事の心象は極めて悪くなる。

つくば市を発展させるためには、先ずピンクの塚本育造県議を市長にしない事だという意思を、竹内藤男県知事の気持ちはかたまる。