核を考えろ?(アホの櫻井-13) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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第二次世界大戦中、核開発に邁進したのは日米のみだった。昭和20年3月、東京帝大の火薬学科の教室で、千藤三千造教授は学生に、今次の戦争での核開発を諦めた、と話している。その時に、核開発を諦めた理由に重すぎて運搬手段が今の処無いからだ、と述べている。

東京工業試験所でX線分析で優れた業績を発揮し、後に豊橋技術科学大学の教授に就いた浅田栄一教授からの教えである。千藤三千造教授は平塚の海軍第二火薬廠の部長職を務め、第二次世界大戦で最も有効的なロケット砲の開発に関わっている。浅田栄一工博は千藤三千造教授のお弟子さんだった。

今発売中の『週刊新潮』誌では、櫻井よしこ理事長が日本人は周辺諸国から核で狙われている現実を考えろと相変わらずの世迷言を述べている。

ロシアの核保持は、日本の技術を敗戦のどさくさで簒奪したこと、知らないのですか?

支那の核開発は日本の工業力の手助けのお陰でしょう。更に平壌に至っては学術会議あって出来たでしょう。慌てて菅首相が任命拒否しましたが、CIAは厳しい目で日本を見ている。

何がミリーですか?何がトラの再登場ですか?

呼び掛けるなら、日本の幾つかの都市が核で消滅させられる覚悟を日本国民に求めるべきでしょう。日本が核武装しないとその危険はあるでしょう。