蔵書の件(南牛独語-92) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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安部南牛が、朝鮮関係の本の書評を中心に掲載していくブログです。

3万冊の蔵書を1万冊に減らした。女化原の20坪の書庫の返還を求められ、減らさざるを得なかった。今でも、その廃棄した2万冊に未練がある。

処が、在日の蒐集家からたったの一万冊ですか、と今の蔵書数を低く見られた。

蔵書家とは、書肆の研究家の矢作勝美から、

1、一万冊は持っている。

2、テーマ性がある。

3、戦前の書籍が一定数含まれている。

の三条件を言われていた。

南牛は一万冊以上保持し、テーマは朝鮮関連に置き、結構戦前のモノを集めている、ので蔵書家だと自負していたのだが、在日韓国人には軽く見られた。今、その点から幾つかの項目を設けてこのブログで発表し始めた。

全て日本語である。それは満鮮関連は日本語が第一だと玉城素師に教示されたことと、韓国全斗煥政権の高官であった方からも「日本語」の文献読破が重要だと教わったからである。

いま、韓国語、ロシア語、朝鮮語そして支那語、英語の文献に依拠した学者の穴を追求すべき著作の準備を始めている。今年中に二冊は出す予定である。