固体燃料にはアルミが欠かせない。
現今の北朝鮮のミサイル発射を眺めると、宮岡成次の朝鮮半島北部で帝国がアルミ製錬に精を出したこの本は貴重であろう。
西鮮化学の名前が出ている。涙の出る企業名だ。
帝国最大の飛行機製作工場が平壌に建設されたことを知る人も少なくなった。
石原莞爾が何故に東条英機は早まったと述べたのだろう。
朝鮮半島北部の金属マグネシウムの生産、アルミ製錬そして日本最大の飛行機製作工場の建設と進展した時間が、帝国敗戦への時間であった。
日本最大の飛行機工場で、戦闘機を20台作った時点でソ連赤軍は入ってきている。遅かったのだ。