夕食が終わり、一同は寝床につこうとしていた。

その時、少年にふとある疑問が生まれた。

「あれ?この家、寝室と作業室しかないじゃないですか。しかもベッドは一つだし…。あ、僕は客だし、ベッド使わせてもらえ……ませんよね。」

使わせてもらえる気がしない。
「ったりめーだろ。何であたしがベッドを譲らなきゃならねえんだ。お前は作業室で寝な。」
「…。」


真夜中


アリーブとフンダーは一緒のベッドで寝-


マンフールは大きなベッドで豪快に寝-


少年は作業室で捨て猫のように毛布にくるまって寝-


寝息と豪快な鼾と泣き声の五月蝿い夜になった。
「ん?あたし?こいつの?パートナー?」

一同は頷く

「え。いつの間にんな…。でもフンダーは行きたくねえんだろ?」

対するフンダーはこう答えた。
「マンフールが一緒なら、私一人でここに留まってられないし、行く。」

益々アリーブの目の輝きが増している。

「んー…。」

マンフールはしばし悩んだ後、こう答えた。

「…ま、人様のお役にたてるなら、喜んでお供してやろうじゃねえか!」

その一言で全ては決定し、夕食の場は、益々盛り上がった。
「別に会いたくないわけじゃないよ。でも、旅にでたくない。だってさ。ここ居心地良すぎ。もうここに愛着わいたから。」
アリーブはぽかんとするばかりで、言葉も出ない。

「じゃあ、これからみんなに会えなくてもいいのか?」

「だからね。あんたらがみんなを見つけて、こっちに、連れてきてよ。」

激しくマイペースだな。と少年は思った。

アリーブも困り果てている。

少年は試しに言ってみた。

「じゃっじゃあ、マンフールさんも一緒に来ません?フンダーのパートナーとして。」

半分焦りながら、なんとか頼んでみた。

これなら、フンダーも来てくれるかと思ったのだ。

アリーブはマンフールに向けて目を輝かし、フンダーは、マンフールの決断を待っている。