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パニック障害で電車に乗れなかった私が電車に乗れるようになった方法

10年間パニック障害に悩まされ続け
ドクターショッピングを繰り返す
最悪のサイクルから抜け出した方法

パニック障害になると

誤った認知をしやすいです。


極端で誤った認知をしていると
不安や恐怖を感じなくてもすむ状況や
場面であるにもかかわらず


自分で自分の首を
絞めるような状況に


自分自身を追い込んでしまう
事があります。



パニック障害には、広場恐怖と呼ばれる
恐怖症が合併するケースが多く見られます。


パニック障害の人のうち
おおよそ3人に2人は広場恐怖を伴っています。


広場恐怖で多いのは、

電車に乗れない

人ごみが怖い

長いトンネルや橋・高速道路が怖い

美容院や歯医者にいけない


というケースです。


最初のパニック発作は
電車や高速道路などで多く起こります。


そうすると、それが一種のトラウマとなり
発作がコントロールされていても
また発作が起きるかもしれないという不安から


なかなか電車に乗れなかったり
高速道路や長い橋を運転できなくなって
しまったりするのです。


学校の中で発作が起きやすいのは
その場に長時間いることが求められるような


集会、強いストレスのかかる
発表会などです。


悪い事に発作が起きるかも知れないという
不安は、ここでもあそこでもと
拡大する事が多く


しだいに行動範囲が狭くなっていき、
最悪の場合は外出そのものが困難になってしまいます。


しかし実は、集会や電車それ自体が原因になって
パニック発作を引き起こすわけではありません。


パニック発作は、
集会に参加して発作が起こったらどうしよう
苦しくなったらどうしようと、
頭の中で意識せずに考えてしまう為に起こるのです。


このような頭の働きは、
現実的な考えに基づかず


物事を誤って受け止める事によって起こります。



たとえばパニック障害だと
激しい動悸が生じ


パニック発作の
前兆のような
状態が現れると


それだけで
「死ぬかもしれない」


といった誤った
認知をします。


もし正確な認知が出来ていれば
パニック発作が起きても


「放置しておけば何ら問題は無い」


という認知をし
的確に不安に対処できれば
大きな発作に発展しないですみます。


誤った認知

<○○だったらどうしよう>
<○○かも知れない>

「パニック発作が起きれば死ぬかも知れない」

「きっと死ぬに違いない」

「もし電車の中でパニック発作がおきて倒れたら
 誰も助けてくれない」

「もし、そうなったらどうしよう」


修正された認知

「うまく行く事もあれば、うまく行かない事もある」

「前回と前々回うまくいかなかったから
 そろそろ、うまく行く頃である」

「そう悪い事は続かない」

「サイコロで1ばかり出し続ける事はできない」


マイナス思考

☆誤った認知

完璧主義の人が多く
些細なミスであったとしても

そのミスの為にマイナス思考
をしてしまいます。

そして自己を過小評価しか
出来なくなります。


☆修正された認知

人間である以上多少の
ミスはつき物であり
ミスをしない人間はいない。

この程度のミスしか
していないのだから
これで十分である。


極端で誤った認知を修正し
正しい認知をすることにより


不安の軽減を達成できるように
開発された治療法が認知療法です


これも私には
結構、効果がありました。


パニック障害には認知療法と行動療法
を組み合わせた認知行動療法が有効です。


何事も思い悩まないように
するという事だと思います。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。