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パニック障害で電車に乗れなかった私が電車に乗れるようになった方法

10年間パニック障害に悩まされ続け
ドクターショッピングを繰り返す
最悪のサイクルから抜け出した方法

パニック障害では

突然の呼吸困難感に襲われ死ぬのではないか
というパニック状態に陥り過呼吸を呈する状態になります。


パニック発作がひとたび出現すれば
混乱し、どうすればよいかと思い悩んでしまうのは
当たり前の反応と言えます。


この様な混乱状態を一般的に
パニック状態に陥ると表現しても間違いではありません。


交感神経が意図せずに興奮するために
発作が出現していまうのです。


自律神経には交感神経と副交感神経があります。


大雑把に言うと
交感神経は体を動かす神経
副交感神経は体を休ませる神経で


昼間は交感神経が優位に
夜間は副交感神経が優位になります。


自律神経は生命の恒常性を
維持している神経であり


運動神経のように自分の意思で
コントロールする事が出来ません。


したがって、一度働きが乱れてしまうと
なかなか元に戻らず、回復するのに時間が掛かります。


パニック障害では、自律神経のうち交感神経が
その働きが必要とされていない時に
勝手に働いてしまいます。


不安を強く感じた時に行う
簡便なコントロール法。

そのひとつが
呼吸コントロール法

これはとても有効な
手段となることがあります。


不安状態になっている時
呼吸のコントロールを
行うことにより


不安から意識をそらし
興奮から精神状態を落ち着かせ
安定化させます。


パニック発作の呼吸は
概して浅く速く息を吸うなどの
過呼吸傾向にあります。


一般的に人間が不安になり
緊張すると呼吸が浅く速くなります。


呼吸コントロール法では
椅子に座って呼吸方法を変えてみます。


1 呼吸が過呼吸にならない様に鼻でゆっくり空気を吸い込む
  その際、口ではなく鼻から吸気を行う。


2 すった息を吐く。
  呼気の時は口から細く長くゆっくり吐き出す。


 
3 呼吸のスピードはゆっくりと
  1分間に10回前後の呼吸回数にとどめる。



4 呼吸コントロールが的確に行えると
  その外観は軽快でごく普通に呼吸しているように見える。



時計を見ながら5、6秒に一回の割合で
深呼吸してみましょう。


何回か練習すれば大体のスピード感は
身につくと思います。


ゆっくりとした大きい呼吸は
人間の情緒面の安定化には
とても良い方法だと思います。


静かで落ち着いた場所で呼吸コントロールを
不安が鎮まるまで焦らず行ってみてください。


不安が取り除かれる感覚を
身に着けることが出来るまで
トレーニングしてみて下さい。

呼吸コントロールには

鎮静作用があることが

わかりますよ。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。