つれづれレミゼ -30ページ目

つれづれレミゼ

2007年レミゼデビューを果たした初心者が、レミゼや舞台に対して思うところをつれづれなるまま書き記す場所です

シラノ・ド・ベルジュラック…鹿賀丈史
ロクサーヌ…朝海ひかる
クリスチャン・ド・ヌーヴィレット…浦井健治
ル・ブレ…戸井勝海
ラグノオ…光枝明彦
伯爵ド・ギッシュ…鈴木綜馬


日生劇場 2階H列センター


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☆代休が残っていたのと、チケットのご縁もあったので2回目行ってきちゃいました。前回は物語の筋を楽しんだんだけど、今回は音楽をたっぷり楽しみました。今も頭のなかをぐるぐる音楽が回っている~。ミュージカルって、2回目観終わったあとが幸せだなー。曲が頭にはいって、自然にぐるぐるするのが好き。


☆なんと言っても一番好きなのは「我らガスコン」。力強い男性コーラスがカッコいい! 曲にあわせて足を踏み鳴らすところとか、視線をキッと向けるところとかも好き。テンションが高まります。この曲のためにリピートしてもいいくらいだなぁ。でもあれね、この男祭りなのりって、大学のグリークラブののりに似てるよね。飲み屋とかで輪になって合唱していそうだもんね(笑)。


☆2幕の女性コーラスから始まる「パリの思い出」もすごく好き。女性コーラスは透明感があり、続く男性コーラスは深さと厚みのあるコーラスがナイスです。こうやって振り返ってみると、シラノの音楽ってすごく合唱曲に近い気がする。ハーモニーを大事にしているからかな。


☆クリスチャン役が今日は浦井くん。でもこれ、ちょっともったいないなー。言葉どおりの意味で役不足だと思いました。浦井くん、声がすごくよく伸びていて、ともするとシラノをくってしまう存在感なんだもん。浦井くんがクリスチャンするなら、せめてソロが1,2曲ほしいです。


☆浦井クリスチャンは中河内クリスチャンに比べるとあんまりおバカさんには見えなかったなぁ。ちょっと口下手なだけの育ちのよいお坊ちゃんに見えた。中河内クリスチャンのときよりも真実に気づくタイミングも早い、ような気がしました。全体のバランスで考えるとクリスチャン役としては、私は中河内くんのほうが好きな感じです。中河内クリスチャンの底抜けの無邪気さが好きなんだよね。あの無邪気さでシラノを慕うからこそ、シラノもクリスチャンに情が沸き、だからこそ三角関係がつらいものになるように思ったので。


☆鹿賀さんは、今日は日曜日に観たときに比べると喉が辛そうな感じ(あるいは、日曜日は初見で物語を追うのに一生懸命だったから気づかなかったのかもしれないけど)。それでも存在感はさすがで心つかまれるんだけどね。東京の千秋楽だったのでカーテンコールでご挨拶があって、「20曲も歌うもんじゃないね」って。その曲数は確かに厳しいな…(ルドルフのときも、主演は歌いっぱなしだったけど、ワイルドホーンってこうなの??)


☆朝海さんのロクサーヌ、今日観てますます好きになりました。「シラノ」はシラノ自身の生き様の物語だけど、ロクサーヌという一人の女性の生き方の話しでもあるよね。恋に夢見る少女が恋を知ってしたたかになり、またやがて自分を包む大きな愛を知り、大人の女性となっていく。少女から大人の女性まで、それぞれを魅力的に朝海さんが演じていて好きです。


☆そういえば今日は、サイゴンでトゥイを演じていた神田恭平くんをばっちり見分けられました。トゥイの怖い印象が強かったから、くるくると表情の変わるガスコン青年役がなんだかまぶしかったです(笑)。ラグノーの店で上半身裸でぴょこぴょこ浮かれてるのとか、お腹がすいてヘタレてるのとか、フランスパンに意気揚々とかじりついているところとか、かわいかったよ!(笑)


シラノ・ド・ベルジュラック…鹿賀丈史
ロクサーヌ…朝海ひかる
クリスチャン・ド・ヌーヴィレット…中河内雅貴
ル・ブレ…戸井勝海
ラグノオ…光枝明彦
伯爵ド・ギッシュ…鈴木綜馬


日生劇場 2階I列下手


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☆いい舞台だったー。満足。大劇場ミュージカルらしくしっかり作りこんであって、ミュージカルを観た!という満足観がある。物語の面白い(もともと有名な戯曲なんだからそれは間違いないところなんだろうけど)。何より、鹿賀さんが魂をかけて"シラノ"という人間を演じる様に心打たれる。シラノの生き様そのものとかぶって見えました。なんだかすごく泣いちゃった。


☆私、もしかしたら三角関係が好きなのかもしれないです。この物語、シラノ、クリスチャン、ロクサーヌの性格付けによっては、すごく後味の悪い物語になりそうなんだけど、今回の三人は皆それぞれ愛すべき人物で、それゆえに三角関係がとても切なかった。


☆なんといっても、クリスチャンの造詣が一番のキモだと思うんです。クリスチャンが嫌味に見えたら、おしまいだと思うんだよね。中河内クリスチャンは、びっくりするくらい素直で邪気がない青年でした(まあ要するに、おバカさんなんだけど)。有名なバルコニーのシーン、自分で言葉を紡げずにシラノが代わりにロクサーヌと言葉を交わすところで、どんな表情で二人のやり取りを見守るんだろうとオペラグラスを覗いたら、すごく無邪気な笑顔をしてるんだもん、びっくりしちゃった。例えば、学のない自分への憤りや、シラノへの嫉妬心みたいなものがあるかと思ったけど、そういうの全然ない。シラノに全面の信頼を寄せて、ありがとうって無邪気に笑ってる。あーもー、こんなクリスチャンじゃ憎めないよ!! シラノもそれは一緒だったんじゃないかなぁ。


☆シラノって、醜い容姿へのコンプレックスはあっても、剣術の腕は立つし、詩の才能もあるし、仲間とも信頼関係でつながっている。すごく男気のある人物。兄貴肌で、面倒見がよくってさ。そんな彼に、あのクリスチャンが無邪気な信頼を寄せてきたら、弟分として愛情が沸いちゃうのは想像にかたくない。ロクサーヌに対する自分の恋心と、クリスチャンに幸せになって欲しい気持ちと、何よりロクサーヌに幸せになって欲しい気持ちと。どれも嘘じゃなくて、でも並びたたなくて。切ない……。クリスチャンを自暴自棄にさせて死なせたのは自分だという負い目があり、だからロクサーヌには、手紙を書いたのは自分だといえないのかな…。最期、手紙を書いていたのは実は自分だったとロクサーヌが知ったあとも、「クリスチャンのために泣いてくれ」と言うところで涙腺が崩壊しました…。


☆ロクサーヌは、最初は顔を見ただけでクリスチャンに恋してしまうところなど、かるーい感じのヒロインなのかな、と思ったけど、行動力があるところで、なかなかいいじゃないかと思いました。恋人の安否を憂いて嘆くだけじゃなくて、自ら戦場に行っちゃう強さが好きだ。でも、残されるのはやっぱり女性なのかと思うと、それは切ない……(WSSを初めて観たときも、マリアの行く末が気になったよ…)。二人の素晴らしい青年が自分を愛してくれたということを支えに、強く生き抜いて欲しいです。


☆「シラノ・ド・ベルジュラック」という戯曲の存在は知っていても、主人公が友人の手紙を代筆するってことと、バルコニーのシーンがあることくらいしか知らなかったんです。こんなに面白く、そして美しく、悲しい戯曲だったとは。他で上演するときにも観てみたいな。


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☆鹿賀さん。若干台詞が聞き取れなかったり、歌の音程が危ういところがあったけど、それでもこの人でなくちゃ!と思わせるものがあった。台詞運びはやっぱり素晴らしいし。なんというか、シラノを演じる鹿賀さんの生き様が、シラノ自身の生き様と重なってみえるような気がしたのよ。役者って、すごい。


☆朝海さん。かーわーいーいー。特に幕開けの白い衣装が可愛くって。もう夢のように可愛いお姫さまでした。あんな可愛い子に、「お兄さま」「お兄さま」と慕われたら、そりゃあ恋も生まれるってもんです。歌は、エリザのときは厳しいなぁと思ったけど、今回はさほど気にならず。エリザの歌はやっぱり難しいんだねぇ。


☆中河内くん。初見です。友人たちのご贔屓なので、どんな役者さんなのか楽しみにしていたの。演技そのものはまだまだ発展途上かなぁと思いましたが、今回は何より役がよく似合っている。演技のぎこちなさも、クリスチャンの誠実に見え、よかったです。クリスチャンはダブルキャストで、もう一人は浦井くんなんですけど、浦井君だと演技にそつが無さ過ぎて、もしかしたらちょっと嫌味なクリスチャンになるかも? 見てみないと分からないけど。あ、あと、声がいいなぁと思いました。よく通る、耳に気持ちのよい声。声のよさって、すごい武器だと思うよ。またこれからも見てみたい役者さんです。

古田新太
堤真一
高岡早紀
勝地涼
木村了
梶原善
粟根まこと
高田聖子
橋本じゅん


赤坂ACTシアター 2階J列センター


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☆人生初の生新感線(ゲキ×シネは何回か行ってるからね!)。いのうえ歌舞伎ということで、楽しみにしていました。が、いまいち乗れず…。私、クドカン駄目なのかもなぁ。


☆実は体調が悪くて、一幕を途中で抜けてロビーで休んでいたため、観ていない時間が結構あるのですが、それでも2幕から話がつながってしまいました。…つまり、1幕、話がほとんど進んでいないってことなのではないかしら??むうう…。いのうえ歌舞伎、しっかりとした物語に酔いたかったので、ちょっと期待はずれ…。


☆役者さんは、とにかく堤さんがカッコよかったです。着流しがカッコよくてねぇ。足元のはだけ具合ととか、グッジョブです。まあ、あのカッコよさを堪能しに行ったと思えばそれはそれでよいか。


☆あとは高岡早紀さんがよかったなー。前に表裏源内蛙合戦で見たときは源内の情婦の役で、あだっぽい雰囲気あったんですが、今回は少女のピュアさがあった。声の印象がすごく強いなぁ。「やみちゃん」「やみちゃん」って呼び続ける声が、今も耳に残って、切ないなぁ。